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物欲AVコモノ道 第69回

音楽との意外な出会いを気軽に楽しめる「iPod shuffle」

2010年09月27日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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コントロールパッドが復活

 最新モデルである第4世代iPod shuffleで目を引くのは、第3世代でなくなっていたコントロールパッドが本体に復活したことだろう。第1、第2世代ではコントロールパッドが用意されていたが、第3世代ではこれを省き、イヤフォンのリモコンを使って操作する形に改められた。

 第3世代の電源スイッチだけという極めてシンプルなボディはなかなか魅力的だったが、リモコン付きのアダプターを介さなければ通常のイヤフォンが使えない(使えるには使えるが、曲送り/戻しや音量調整ができない)という致命的な欠点ができてしまった。

 新モデルでは第2世代までと同様、中央に再生/一時停止ボタンがあり、その周囲に曲送り/戻しと音量調整ボタンを配置したコントロールパッドを持つ。一方で付属のイヤフォンからリモコンは取り払われたが、好きなイヤフォンと自由に組み合わせられることを考えると、このコントロールパッドの復活は嬉しいポイントだ。

電源スイッチの横にある「VoiceOver」ボタン

電源スイッチの横にある「VoiceOver」ボタン

 一方で第3世代から搭載され、新モデルでも継承されているのが、曲名やアーティスト名を読み上げる「VoiceOver」だ。新モデルではVoiceOver用のボタンが電源スイッチの隣に配置されており、押すと曲名、アーティスト名の順で読み上げられる。英語の曲であればそれなりの精度で読み上げてくれるが、日本語の読み上げにはかなり違和感を感じるのは従来どおりだ。

 またVoiceOverボタンを2回押すと、現状のバッテリー残量を声で教えてくれる機能があり、「バッテリー75%」などと通知してくれる。同じくVoiceOverボタンを長押しすれば、プレイリストを曲送り/戻しボタンで選択することが可能だ。

PCと接続。ケーブルが短く、デスクトップPCだと必然的にiPod shuffleをぶら下げるような形になる

PCと接続。ケーブルが短く、デスクトップPCだと必然的にiPod shuffleをぶら下げるような形になる

 PCとの接続には、iPod shuffleのイヤフォン端子とPCのUSB端子をつなぐ専用のUSBケーブルを利用する。これによって楽曲の転送と充電が行なわれる。これらの点も第3世代から継承されている部分だ。

 なおバッテリーの持続時間は最大15時間としており、第3世代の10時間から大幅に伸びている。これは嬉しいポイントだ。

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