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物欲AVコモノ道 第65回

タッチパネル搭載の防水ビデオカメラ「GC-WP10」

2010年08月24日 16時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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タッチパネルを利用したインターフェイスを採用

撮影時は指で画面上の録画(またはシャッター)ボタンを押す

撮影時は指で画面上の録画(またはシャッター)ボタンを押す

 防水に加えてもう1つの目玉となっているのは、タッチパネル式の液晶ディスプレーを搭載し、多くの操作を画面に直接触れて行なう仕組みであること。ビクターはPICSIOの最初のモデルである「GC-FM1」でも、メニューを使わずにボタンを押すだけで操作が完結するメニューレスオペレーションを採用するなど、操作性にこだわりを見せていたが、今回はタッチパネルを使うことで水中撮影などでの操作性を高めている。

ホーム画面。動画撮影、静止画撮影、ボイスレコーダーに切り替えられる

ホーム画面。動画撮影、静止画撮影、ボイスレコーダーに切り替えられる

動画撮影時の画面。撮影からズームまで、すべて画面上で行なえる

動画撮影時の画面。撮影からズームまで、すべて画面上で行なえる

静止画撮影

静止画撮影時の画面。動画撮影同様、シャッターからズーム、タイマー撮影まで画面上で操作できる

動画撮影画面は縦長のみだが、静止画撮影時は画面を横長に切り替えられる

動画撮影画面は縦長のみだが、静止画撮影時は画面を横長に切り替えられる

 実際に画面を見てみると、たとえば動画撮影であれば画面上部に映像が表示され、中央下部に録画ボタン、その右側にデジタルズーム、左側にAEと設定用のボタンが表示されている。

 ホーム画面では動画と静止画、音声のいずれを記録するかを選択するほか、動画の解像度などを選択するオプション画面にアクセスするためのボタンも表示される。シンプルな操作体系となっており、それほど迷わずに使えるのではないだろうか。

 気になったのは、録画時にファインダーとなる画面領域が狭いこと。録画時、液晶ディスプレーの領域の中でファインダーとして使われるのは上部1/3程度でしかなく、撮影しているものの細部を十分に確認することができない。

 ただ縦型ボディの場合、そもそも横方向に広い領域を確保できず、16:9など横長の映像を納めようとすると、どうしても映像を表示する領域が小さくならざるを得ない。このため、仕方がない部分ではあるのだが、せっかくの3型の液晶ディスプレーが十分に活かせないのは残念だ。

タッチパネルであるが、側面には電源ボタンや撮影ボタン、動画/静止画の切り替えボタンなどを用意する

タッチパネルであるが、側面には電源ボタンや撮影ボタン、動画/静止画の切り替えボタンなどを用意する

再生時のホームメニューは緑色になる

再生時のホームメニューは緑色になる

撮影した動画/静止画はサムネイル付きで表示される

撮影した動画/静止画はサムネイル付きで表示される

 各種操作は基本的にタッチパネルで行なっていくが、これとは別に本体右側面に録画と動画/静止画の切り替え、ホールドの各ボタンが装備されている。液晶ディスプレーをしっかり見ながらの撮影ができない場面でも、録画ボタンにとりあえず指をかけておけば撮影できるというわけだ。

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