ワイドSVGAの解像度はサブディスプレーに最適
多くのアプリケーションを同時に駆使して作業する場合、マルチディスプレーは作業効率を上げるのに非常に役立つ。余談になるが、記者はモバイルノートのVAIO type Zで仕事をしており、ノート本体に20型1680×1050ドットのディスプレー(ドッキングステーション経由でDVI接続)と、センチュリーの8型800×600ドットのUSBディスプレー「LCD-8000U」を接続した3画面環境で作業している。
サイズの大きな20型は、ウェブブラウズとテキスト編集といったメイン画面、発色のいいノート本体のディスプレーは写真の確認や編集などに使っている。残るUSBディスプレーは主にメーラー表示用。必要なメールを迅速に確認、対応するためには、メーラーは常時表示しておきたいからだ。Twitterクライアントの常時表示に使うのもいい。
しかしメーラー用とはいえ、800×600ドットの画面はさすがに狭い。メール一覧が狭くて確認しにくかったり、メールの本文が折り返されて読みにくい。結局広い画面にメーラーのウインドウを移動させて確認するといったこともしばしばだった。一般的な800×480ドットのUSBディスプレーでも、状況は同じだろう。
その点LCD-USB10XB-Tなら、横方向に1024ドットあるので快適さが大きく変わる。下に並べたのはメーラー「Shuriken 2010」を、800×600ドットと1024×600ドットの画面で最大化表示したものだ。横方向に224ドット分多いだけなのだが、表示文字数が大きく違うのがわかる。8ポイント程度の小さいフォントだと、18文字ほど多く表示できるので、大抵のメールは本文が折り返されずに表示できる。一覧部分の情報量も多い。
ウェブブラウザーやExplorerの表示もLCD-USB10XB-Tの解像度なら快適だ。ASCII.jpを表示した場合、右側のタブや広告もほとんどがスクロールせずに一覧できる。Explorerで「大アイコン」表示にしても、アイコンを7~8列並べて表示できる。ファイラー用画面にも最適だろう。サブディスプレーとしては申し分ない。
USBディスプレーはコンパクトかつ軽いので、例えば出張時にノートと一緒に持って行くのにも便利だ。記者も海外出張時にUSBディスプレーを持って行き、現地での作業効率が向上したのを実感している。LCD-USB10XB-Tの重さは約830g。ACアダプターを合わせても1kg程度なので、得られる作業の快適さに比べれば軽いものだ。
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