絵、文字、表など、アイデアに浮かんだものが何でも自由自在に書ける紙の上とは異なり、パソコンの作業は何かと制限事項が多い。
限りなく人間に近いナチュラルな「発想支援」を目指して鳴り物入りで登場した往年の「Macintosh」の比較広告も、当時、すでに実務パソコンのベストセラーであった「IBM PC/AT」との話であり、人間の自由で快活な発想との対比ではない。
その一方でパソコンでの作業は、手作業に比べてメリットも多い。講演会の内容サマリーやプレゼンチャートを作ったり、私小説を書いたり、プロジェクトの概要を考えたりと、公私を問わず、ありとあらゆる場所に、パソコンを代表とするITクライアントが頻繁に登場する。今やパソコンなしでは何も進まない、何もできないという時代になった。
ワイヤレスネットワークの進化と共に、モバイルPCの機能向上が急激に進み、今やデスクトップPCはそのパワーと画面の超高解像度くらいしかメリットがなくなりつつある。しかし、高い解像度は「情報の量」を裏付ける重要なポイントだ。未だに、自宅でデスクトップPC、出先ではモバイルPCという使い方も健在だ。
筆者は数年前、思い切って自宅からデスクトップPCを追い出して、モバイルPCにドッキングステーション経由で外付けの大型液晶ディスプレーをつなぐという作業環境を構築した。しかし普段、ちょっとウェブを見たり、メールを出す程度なら、大型ディスプレーは不要だ。
筆者が一番デスクトップの広さを求めるのは、デジカメで撮影した写真を見ながら、同時にネットで情報収集して、調査レポートや原稿を書くときだ。それ以外のときは使わないので、液晶ディスプレーを求めるなら、簡単に取り付け/取り外しができて収納しやすい小型軽量のものが理想だろう。
そんなことを考えながらネットで見つけて衝動買いしたのが、USB接続の7型ワイド液晶モニター「USB LCD Monitor U70」だった。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
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