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最新パーツ性能チェック 第96回

「GeForce GTX 460」は2万円前後の定番VGAになれるか?

2010年07月20日 20時00分更新

文● 宇野 貴教

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比較用にGeForce GTX 260とRadeon HD 5770を用意

 では、GeForce GTX 460搭載のリファレンスカードを使ったベンチマークテストを見てみよう。店頭予想価格は2万円台前半なので、価格的にAMDで競合する製品はRadeon HD 5770やRadeon HD5830になる。今回はRadeon HD 5770のオーバークロックモデルを比較用としてチョイスして、同時にベンチマークテストを行なった。また、NVIDIAではGeForce GTX 460登場以前にこのレンジ帯を受け持っていたGeForce GTX 260も用意している。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-860」 (2.8GHz)
マザーボード GIGABYTE「GA-P55A-UD3R」(P55 Express)
メモリー Corsair製「TW3X4G1333C9A G」(DDR3-1333 2GB×2)
ビデオカード リファレンス GeForce GTX 460(1GB)
リファレンス GeForce GTX 460(768MB)
ELSA「GLADIAC GTX 260 V3 896MB」(GeForce GTX 260)
MSI「R5770 Hawk」(Radeon HD 5770)
HDD Seagate「ST3160812AS」(160GB)
電源 Thermaltake「Toughpower XT 850W」(850B)
OS Windows 7 Ultimate(32bit)

P55チップセット搭載のGIGABYTE製マザーボード「GA-P55A-UD3R」。実売価格は1万6000円前後

比較としてRadeon HD 5770のオーバークロックモデルMSI「R5770 Hawk」を用意。コア/メモリクロックは875MHz/4800MHzで、実売価格は2万2000円前後

3D Mark Vantage

 まずは定番の「3D Mark Vantage」だが、今回は標準プリセットの「Extreme」でスコア計測を行なった。
 スコアを見ると、旧モデルのGeForce GTX 260から大きな進化を遂げており、ポテンシャルの高さを垣間見ることができる。NVIDIAのDirectX11世代ミドルレンジGPUを待ち望んでいたファンには、期待以上の性能と言えそうだ。また、同じGeForce GTX 460でも768MB版と1GB版ではスコアに大きな差があることがわかる。ここまで違うと同じGPUとは言えないレベルで、1GB版は上位モデル、768MB版は下位モデルと認識して間違いないだろう。

3DMark Vantage(単位:score) better→

Aliens vs Predator

 ゲームタイトルからはDirectX11対応の「Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark」を試してみた。設定は解像度を1920×1080ドット、DirectX11 MSAA Samplesを4Xにし、その他はデフォルトで行なっている。  同じDirectX11世代のRadeon HD 5770を大きく引き離し、良好なパフォーマンスを引き出せている。DirectX11世代のゲームを視野に入れているユーザーには、注目すべき存在となりそうである。

Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark(Extreme設定)

(次ページへ続く)

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