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物欲AVコモノ道 第53回

防水仕様で魅力を増した「ウォークマン W」

2010年05月17日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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防水対応でシャワー中でも使える!


 その防水仕様だが、「電気機械器具の外郭による保護等級」において、内径6.3mmのノズルを用いて、約3mの距離から約12.5L/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からの水の直接噴流によっても本体機能を保つ「IPX5相当」となっている。

 対象となる液体は真水、水道水、汗で、シャワー中に使ったり、水洗いをしたりするのは問題ない。またジョギング中の汗が付着しても大丈夫だ。ただ、シャンプーや入浴剤入りの水、温泉水、プールの水、海水などは対象外となっているので注意したい。また水中に沈めるのもNGだ。

 実際にシャワーを使いながらNWD-W253を使ってみたが、音量を上げればシャワーの音も気にならなくなり、しっかり音楽を楽しめる。浴槽に落とさなければ入浴中に使うことも可能なため、お風呂の友として活用することもできる。

ヘッドフォン部は非耐水エリアで水が浸入すると音が聞こえにくくなる。しかしその場合は水抜きを行なって乾燥させれば元通りになる

ヘッドフォン部は非耐水エリアで水が浸入すると音が聞こえにくくなる。しかしその場合は水抜きを行なって乾燥させれば元通りになる、

 イヤーピースはカナル型だが、しっかり耳の奧まで差し込む感じではなく、圧迫感はあまりない。首を動かしてもほとんどずれないため、ケーブルレスや防水であることと加えて、ランニングなどスポーツのお供に最適と言えるだろう。

 気になったのは音漏れしやすい点で、中程度の音量でも周囲に音が漏れてしまう。公園でのランニングなどであれば多少音が漏れてもいいかもしれないが、通勤電車内など人が多い場所で使う場合は音量は控えめにしたい。なお、ボリュームの最大音量を抑えて音漏れを防止する「AVLS」も搭載されている。


スポーツに最適なウォークマン

 ケーブルレスであることに加え、今回防水仕様となったことで、従来モデル以上に場所やシチュエーションを選ばずに使えるようになった。

 ライバルはiPod Shuffleだが、外出先で気軽に使えるという部分で考えると、NWD-W253のアドバンテージは大きい。この部分に魅力を感じるのであれば、大きな満足感を得られる買い物になるだろう。

本体と同時発売となるソフトキャリングケース「CKS-NWW250」(予想実売価格2000円前後)


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