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週刊 PC&周辺機器レビュー 第43回

Core i7搭載で1kgを切る本格派モバイル Let'snote R9

2010年02月12日 12時00分更新

文● 池田圭一

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シリーズはすでに完成形! 外観上の変化なし

 パナソニックの「Let'snote」シリーズは、どこで見かけてもすぐにソレとわかる独特の外観デザインを、頑なまでに崩していない。今回レビューするのは、Let'snote中、最小最軽量のモバイル機「Let'snote R」シリーズの最新機種「Let'snote R9」(CF-R9J、以下R9)である。

 最新機種といっても、その外観は2007年3月に発売された同R6(CF-R6M)から3年を経過した今も、ほとんど変わっていない。サイズは一貫してB5サイズ、重さも1kg以下のままだ。R6との唯一の違いといえば、R7以降の製品で内蔵されるようになった空冷ファンの排気穴が本体背面に見えることぐらい。前モデルのR8と比較すると、排気口のスリットが(騒音低減のために)大きくなっただけである。すでに一定の完成型と言うことなのだろうか? 一通り見ていこう。

Let'snote R9

「Let'snote R9」。筐体の基本デザインは、R6/R7/R8と共通である

 サイズは幅229×奥行き187×高さ29.4~42.5mm、R8と共通なので変わらない。重さは付属の「標準バッテリーパック」装着時で約930g、これもR8と同じである。実を言うと評価機が届いたときに筆者は、「梱包の中に本体が入っていないのでは?」と勘違いした。それほどまでに他社のノートパソコンと比べて軽量なのである。もっとも、梱包材に軽い素材が使われていることや、評価用のためマニュアルなどが同梱されていなかったこともあるのだが、やはり本体+標準バッテリーで1kgを切るというのは、劇的に軽い。

週刊アスキーの上に重ねて

週刊アスキーの上に重ねて。大半のネットブックよりやや小さいほどで、本体の小ささがよくわかる

 強度を出すために、特徴的なボンネット型をした天板。円周上をなぞることで縦・横スクロールが可能な円形のタッチパッド。シルバーの基本カラーなどデザイン面での変化もない。

独特のボンネット風天板

独特のボンネット風天板。満員電車の圧力でも破損しない、日本ならではの工夫だ

Let'noteの特徴でもある円形タッチパッドも継承

Let'noteの特徴でもある円形タッチパッドも継承

 本体側面に設けられたコネクター類の種類や配置も同じだ。電源とアナログRGB出力が左、USBやLANコネクターが右、SDメモリーカードスロットとオーディオ入出力が前に配置される。卓上利用の際に、3方向へケーブルなどが伸びるのはいただけないが、スペース的にいっぱいなのだろう。それでもPCカードスロット(PCMCIA TypeII)を残してあるのは、旧来の周辺機器を使う企業ユーザーへの配慮だと考えられる。

本体前面

本体前面。左からインジケーターランプ、SDカードスロット、オーディオ入出力、無線LANスイッチ。ノッチレス機が増えるなか、中央にしっかりと開閉ロックがあるのも特徴だ

本体左側面

本体左側面。左から電源コネクター、アナログRGB出力、拡張端子(法人向けモデルのみ、店頭販売モデルにはない)、PCカードスロット

本体右側面

本体右側面。USB×2、モデム、LAN端子が並ぶ。意外と厚みがあり無骨に見えるが、軽いために手に持ってみるとしっくりとなじむ

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