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古田雄介の“顔の見えるインターネット”第65回

この缶詰、すごいぞ! 職人の技術と熱意をブログで配信

2010年02月08日 12時00分更新

文● 古田雄介

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高木商店の「ねぎ鯖塩だれ」。大量生産はできないため地元と直販サイトでのみ販売しているレアな缶詰だ。価格は320円と普通だが、何も知らずに食べるのはもったいなさすぎる。インタビューを読んでもらえば、そう感じるハズ

 ニッチな対象物を愛でるサイトには、管理人のユニークな視点が目立つケースが多い。

 「住宅都市整理公団」の大山顕氏は、あえて難しい専門用語や考察を省き、団地の「表面的な面白さ」にスポットを当てている。「山田屋」のnom氏は、高校時代に見た大量の自販機コーナーを原体験として、景色の中にたたずむ自動販売機に重きを置いている。

 管理人が心の底から魅力を感じているという視点を通して見ることで、読者も楽しみながら新しい価値観に触れられる。だから、ニッチなジャンルでもアクセス数の多い人気サイトが誕生しているのだ。

 「缶詰」というややマニアックな素材を扱う「缶詰blog」には、そうした「サブカル的な視点」がほぼ見られない。缶詰の製造過程や技術について真正面から切り込んでおり、業界紙に載ってもおかしくないほどの正統派な内容となっている。真正面で対峙する正統派と斜めから見るサブカル派は対極の存在のように思えるが、実際はどんな違いがあるのか。

 顔の見えるインターネット 第65回は、缶詰blogの管理人で「缶詰博士」の通り名を持つ黒川 勇人氏に話を伺った。黒川氏の缶詰熱の高さとともにその愛で方にも注目したい。過去のインタビューと読み比べ、アプローチの違いに目を向けるのもおすすめだ。

缶詰blog

 2004年6月9日にスタートしたブログ。多彩な缶詰を紹介するだけでなく、試食や取材を通して、そこに詰め込まれている技術や素材について詳しく解説しており、本格的な知識が得られる。そのうえ、文章はフラットで読みやすく、缶詰界の定番人気ブログとなっている。

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