850W電源でマルチGPUも余裕!
マウスコンピューター NEXTGEAR i500PA1
直販系パソコンメーカーの中でも、ゲーム向けパソコン「G-Tune」ブランドに力を入れているマウスコンピューター。「NEXTGEAR i500PA1」(P55チップセット搭載モデル・プラチナモデル)は、 G-Tuneの中でもハイエンドに位置するNEXTGEARシリーズの、Lynnfield搭載製品のミドルタワー機である。Lynnfield搭載製品には、プラチナ/ゴールド/シルバー/ブロンズの4モデルがラインナップされているが、このi500PA1は最上位機種にふさわしい強力なスペックを誇っている。
なお、評価した製品はi500PA1だが、本稿公開時点では製品が更新されており、現在は「i500PA2」となっている。そのため価格や選択できるコンポーネントに若干相違がある点をお断わりしておきたい。
NEXTGEARシリーズは代々、いかにも高性能マシンといったスタイリッシュな筐体を採用していたが、本機が採用している筐体は、最新CPUやマルチGPU構成を考慮した拡張性の高さと静音性、個性的な外観を持った新しい筐体という。実際にテストで稼働させてみても、ファンの動作音はあまり聞こえず、静音性の面は優秀と言えそうだ。
前面のドライブベイ部分は左に開くカバーで覆われ、その下にある光沢シルバーのパーツの奥には、動作時に大きく光るLEDが装備されている。LEDの色は、シルバーパーツ左横の「パワーLED変更ボタン」で変えられ、赤/青/黄/紫/水色の5色を選べる。
筐体内空間には余裕があり、グラフィックスカードを装着する部分は、長さにして290mmほどの空間がある。2スロット型でカード長の長いハイエンドグラフィックスカードでも、余裕で2枚差しが可能だ。拡張ベイ類は、前面からアクセスできる5インチベイが3基、3.5インチベイが2基、内蔵の3.5インチHDDベイが2基用意されている。特にHDDベイは開口部が横に向いていて、HDDの取り外しが容易にできるのが特徴である。
筐体に関して唯一残念なのは、前面のUSB端子やオーディオ端子類が、筐体の一番下に並んでいて、アクセスしにくい点だ。前面端子はUSBメモリーやゲームコントローラー、ヘッドホンなど、抜き差し頻度の高いものの装着に使うものだろう。またミドルタワー筐体の使用シーンを考えると、床の上に直接置くというケースが多いのではないか。しかしこの筐体を床に置いた場合、前面端子類が抜き差ししにくいのだ。
NEXTGEAR i500PA1 の主な仕様 | |
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CPU | Core i7-870(2.93GHz)/Core i7-860(2.80GHz)/Core i5-750(2.66GHz) |
メモリー | 4~8GB |
グラフィックス | GeForce GTX 275×2/GeForce GTX 295/GeForce 9800 GT |
ストレージ | HDD 1/1.5/2TB、SSD 32/64/80/160GB、2台まで |
電源 | 850W |
サイズ | 幅190×奥行き495×高さ435mm |
OS | Windows 7 Ultimate/Professional/Home Premium 64bit版 |
価格 | 17万4930円から |
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