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買うならどれだ!? Windows 7最新パソコン特集 第4回

PCはパワーだぜ! 7搭載Core i7/i5タワーマシン対決

2009年11月15日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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最新CPUとGPUのパワーを堪能したい?
ならばタワー型デスクトップを買うべし!

 報道によれば、10月に日本で販売された新製品パソコンの8割は、ノートパソコンであるとのことだ。わずかに残るデスクトップパソコンも、国内大手メーカーはほとんどが液晶ディスプレー一体型パソコン。タワー型やセパレートのデスクトップパソコンは、主力商戦では完全に脇役、どころか絶滅危惧種と言ってもいいくらいだ。

 だがしかし、最新のCPUやマザーボードを装備したり、グラフィックスカードを取っ替え引っ替えしたりといったパワーユーザーならではの楽しみは、やはり拡張性に優れたタワー型パソコンでなければ楽しめない。ましてや、9月に登場したNehalemアーキテクチャー搭載の新CPU「Core i7-800番台」「Core i5-700番台」、いわゆるコード名「Lynnfield」を搭載するパソコンは、今のところタワー型パソコンしか登場していない(ノート用Core i7も出ているが、今のところウルトラハイエンドの一部商品のみ)。ましてや最新のDirectX 11対応GPU「Radeon HD 5800」シリーズなどは、デスクトップ用の拡張カードしか存在しない。最新CPUやGPUのパワーを堪能したければ、タワー型パソコンは必須というわけだ。

 NehalemアーキテクチャーのCPUは、チップセットやメモリーも従来のPentium 4~Core 2シリーズとは異なるので、パソコン自作をするにしてもほとんどのパーツが買い換えとなる。電源ユニットも強力なものが必要だ。ホビーとしてのパソコン自作は楽しいものだが、OSインストール済みの完成品を買うのに比べると、安いとは言えないし手間もかかる(当然サポートもない)。そこでお勧めしたいのが、メーカー製のLynnfield搭載タワー型パソコンだ。最近ではBTO/CTO方式でのウェブ直販形式が当たり前となり、CPUやGPUの種類、HDDの構成などを柔軟に選べるようになっている。

 特集第4回では、Lynnfieldを搭載可能なハイエンドタワー型パソコン3機種を紹介し、それぞれの特徴を比較してみよう。


Endeavor Pro4700

エプソンダイレクト(製品情報
価格:10万9830円から

 同社のハイエンドタワー機「Endeavor Pro」シリーズの最新機種。拡張性が高く整備しやすい筐体と、豊富なパーツ選択が魅力。メーカーサポートの評価も高い。


HP Pavilion Desktop PC e9280jp

日本ヒューレット・パッカード(製品情報
価格:7万4970円から

 HPのミニタワー型デスクトップ「e9000」シリーズの中で、Lynnfieldを採用する製品。ほかにCore i7-9xx搭載の「e9290jp」や、Phenom II X4搭載の「e9260jp」もラインナップされている。


NEXTGEAR i500PA1

マウスコンピューター(製品情報
価格:17万4930円から

 同社のゲーム向けハイエンドタワー機「NEXTGEAR」のP55チップセットモデル。拡張性と静音性、クールなデザインを兼ね備えた新筐体を採用する。同シリーズにはほかにも、X58チップセット搭載モデルも用意されている。


 これら3機種はいずれも、Lynnfield CPUとIntel P55 Expressチップセット搭載マザーボードを備えた、最新のWindows 7搭載パソコンである。しかも、CPUやGPUの選択次第ではあるが、最新プラットフォームとOSで構成されているわりには、上記のように価格はそれほど高くない(NEXTGEARの場合、評価機と同CPUの下位モデルなら10万9830円から)。コストパフォーマンスは非常に高い。

 それでは早速、3製品の特徴を見てみよう。

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