ウォークマン連携機器はほかにもあるが……
ソニーではCMT-V3のほかに、単体のスピーカー製品である「SRS-NWGU50」と、160GBのHDDを搭載したミニコンポ「CMT-E350HD」を同時期に発売している。
SRS-NWGU50は木製エンクロージャを採用し、本体前面にWM-PORTを搭載したスピーカーシステムで、総合出力20Wのデジタルアンプを内蔵する。実売価格は1万円台半ばとなっている。
CMT-E350HDは音楽CDの再生やAM/FMチューナーを搭載している点はCMT-V3と同様だが、さらに160GBのHDDとUSB端子を搭載している点が異なる。CDから最大4倍速でHDDにリッピングできるほか、USBメモリー内に保存した音楽を取り込むことも可能。20W×2と余裕のあるデジタルアンプを搭載し、2ウェイブックシェルフのバスレフ型スピーカーも付属する。
携帯型オーディオプレーヤーを単に外出先で使うだけでなく、スピーカーと組み合わせて屋内でも使うということになると、当然周辺環境の充実度も製品選択に大きく関わってくる。そういった意味で、ウォークマンの周辺機器とも言えるこうした製品を、ソニーが意欲的に展開しているのはファンにとっては嬉しいところ。
ちなみに、同社は昨年、ウォークマン専用アクセサリーを販売するためのライセンスプログラム「Designed for Walkman」を発表し、WM-PORTの仕様を公開している。サードパーティーメーカーとしてはロジテックが積極的に製品を投入している現状もあり、対応機器がさらに増えていく可能性もある。
とはいえ、iPodの周辺機器に比べればまだまだ少ない。数が揃うのは、ウォークマンが一定のシェアを確保することが条件となるのではないだろうか。
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