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物欲AVコモノ道 第22回

PS3でパソコンのコンテンツを自由自在に再生したい!

2009年09月14日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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設定は思いのほか簡単

 Add Itemダイアログには「Advanced」というボタンがあり、これをクリックすると新たな設定が表示される。注目したいのは「Transcode」の項目で、ここで「Never」を選択するとトランスコード、つまりフォーマット変換されずに転送され、「Always」を選べば必ずトランスコードが行なわれる。また必要に応じてトランスコードを行なう「When Needed」という項目もある。これはDLNAクライアント側で再生できるものであればトランスコードせずに送り、対応してない形式であればトランスコードするというもの。基本的にはこれを選んでおけば間違いないだろう。

 ちなみにLibraryの画面では、FlickrやYouTubeのコンテンツを登録することも可能。Libraryの右側のリストから「Flickr」や「YouTube」を選択し、「Add Item」でそれぞれ項目を入力すればよい。これもかなり使える機能ではないだろうか。

こちらはFlickrで特定のタグの画像を取得するように設定しているところ。ゲームの合間に、Flickrの美しい写真で和むのもいいかも

こちらはFlickrで特定のタグの画像を取得するように設定しているところ。ゲームの合間に、Flickrの美しい写真で和むのもいいかも

 「Settings」タブには全般的な設定がいくつか用意されている。特に設定が必要なのはトランスコード時の部分で、トランスコードを行なう際の最大解像度を設定する「Maximum Video and Resolution」や、トランスコードをクオリティ重視か、それとも処理速度重視かを選択する「Optimization」などの項目がある。ネットワーク環境にも左右されるので、最適なセッティングを探し出してほしい。

TVersityの全般的な設定画面。トランスコード時の解像度やネットワーク速度などを設定する

TVersityの全般的な設定画面。トランスコード時の解像度やネットワーク速度などを設定する

 これで設定が完了すれば、あとはタスクトレイのTVersityのアイコンが稼働状況になっているのを確認して、PS3側でTVersityに接続する。といってもDLNAクライアントの設定が有効になっていれば、自動的にDLNAサーバが登録されているはずである。あとはXMBでコンテンツを選択すれば、その再生が開始される。DLNAサーバさえ間違いなく設定できていれば、PS3側では驚くほど簡単に接続してコンテンツを楽しむことができる。

DLNAサーバがLAN内にあれば、自動的にXMB上にアイコンが表示される。これを選択すると、コンテンツの種類やフォルダ、あるいはタグなどの分類を使って目的のコンテンツを探し出せる

DLNAサーバがLAN内にあれば、自動的にXMB上にアイコンが表示される。これを選択すると、コンテンツの種類やフォルダ、あるいはタグなどの分類を使って目的のコンテンツを探し出せる

実際にDLNAサーバからMP4ファイルを取得し、再生しているところ。早送りや巻戻し、スキップはもちろんのこと、シーンサーチ機能も利用できた

実際にDLNAサーバからMP4ファイルを取得し、再生しているところ。早送りや巻戻し、スキップはもちろんのこと、シーンサーチ機能も利用できた

 今回紹介したTVersityも多機能でさまざまな設定が可能だが、パソコン及び映像フォーマットへの知識が要求される点で万人向けのものとは言い難い。ただ、PS3をマルチメディアプレーヤーとして使うのであれば、ぜひ試してほしいソフトではある。

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