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物欲AVコモノ道 第18回

CATVからの脱却! BS/CSアンテナを設置する

2009年08月17日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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 東芝の液晶テレビ「REGZA H8000」(関連記事)を購入して、地デジ番組を見ていて感じるのは、やはりHD画質の美しさである。特に個人的に好きな紀行モノの風光明媚な映像を見ていると、液晶テレビを買って本当によかったと実感する。

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ケーブルテレビ局から提供されているセットトップボックス。ブラウン管テレビ使用時にはそれほど不満はなかったが、液晶テレビになるとアナログ出力で画質が低下してしまうことに難を感じる

 ちなみに我が家はケーブルテレビを使っており、地デジやBS/CSのアンテナは設置していない。引っ越してきた当時、ちょうど地上デジタル放送が始まる直前で、将来不要になるVHFアンテナを立てるのもなんだかもったいないと感じた。それとセットトップボックス(STB)経由でBSやCSも見られるということで、ケーブルテレビを申し込むことにしたのだ。

 鍵となるのはこのSTBである。地デジやBSデジタルで配信されている映像を受信できるのはいいのだが、出力端子はアナログのコンポジットとD端子しかない。つまり、いくら美しいハイビジョン映像であっても、STBを経由した瞬間に画質が低下してしまうのだ。

 ただ、地デジはパススルー方式であるため、アンテナケーブルを直接テレビに差し込めばオリジナルの画質で視聴できる。問題はBSとCSである。これらの放送にはスクランブルがかけられているため、STBを経由して視聴せざるを得ない。STB経由ということは、当然テレビの入力切り替えが必要となる。

 REGZAのリモコンは、中央の地デジ/地アナ用選局ボタンとは別に、リモコン上部にBS/110度CSデジタル専用の選局ボタンが用意されており、テレビ内蔵のチューナーを使えばダイレクトにBSやCSのチャンネルを選択できる。

 しかし現状では、まずテレビのリモコンで入力を切り換え、その上でSTBのリモコンで選局を行なわなければならない。リモコンを持ち替える手間は、学習リモコンなどで軽減できるが、それでもダイレクトに選局できるわけではなく、入力切り換えなどの操作はいずれにしても必要となってしまう。

REGZAのリモコン。中央の地デジ用の選局ボタンが目立つが、その上にBS/CSデジタル用のボタンも用意されており、シームレスに選局することが可能

REGZAのリモコン。中央の地デジ用の選局ボタンが目立つが、その上にBS/CSデジタル用のボタンも用意されており、シームレスに選局することが可能

 さらにもう1つの不満が、BSやCSの番組をHDDレコーダーで録画するのが面倒なこと。STBとHDDレコーダーをつなぎ、それぞれで視聴予約、録画予約を行なうわけだが、各機器で日付や時間の指定をしなければならない。番組表を見ながらボタン1つで予約録画ができる利便性に慣れた身には、この作業はあまりにもツラい。

 なお、加入しているケーブルテレビ局では、BSやCSの録画が可能なHDDレコーダーを月額数百円でレンタル提供しており、これを使えばBSやCSの番組の録画が可能になる。ただすでにHDDレコーダーを所有しており、BSやCSを録画するためだけに1台追加するのも効率が悪いというものだろう。

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