ネットワークの問題を無線LANコンバーターで解決
では実際にセッティングを行なっていこう。AV-LS500VXでは、HDMIとコンポーネントの2系統のテレビ出力端子が用意されているので、いずれかを使ってテレビに接続する。今回はHDMI端子を利用して自宅のREGZAに接続した。
続いてはネットワークへの接続である。インターフェイスは100BASE-TX対応の有線LAN端子なので、ネットワークケーブルを引き回せるのであればブロードバンドルータのLAN側のインターフェイス、あるいはスイッチングハブとつなげばそれで完了だ。
ただ、筆者宅はパソコンやブロードバンドルータは2階にあり、リビングのある1階への配線は事実上不可能。そこで今回は、同じくアイ・オー・データ機器の「WN-LA/C-S」という無線LANコンバータを利用した。これは有線LANの途中経路を無線化してくれるという製品で、有線LANで接続したい機器までケーブルを引き回せないような状況では役立つ存在だ。
WN-LA/C-Sは親機と子機がセットになっており、親機とブロードバンドルータ、子機と接続したい機器をネットワークケーブルで接続すればよい。なお、WN-LA/C-Sは接続設定済みの状態となっているため、ケーブルで接続するだけですぐに使えるのは嬉しい。
このWN-LA/C-Sの子機とAV-LS500VXを接続すればいよいよ準備は完了だ。早速AV-LS500VXの電源を入れてみたところ、すんなりとメニュー画面が表示された。
サクサクと軽快に動作するアクトビラ
まずは静止画やテキストによる情報サービス「アクトビラ ベーシック」を試してみた。AV-LS500VXのメニューからアクトビラを選択するとトップページが表示されるので、あとはリモコン上の上下左右のキーを使って操作していく。
驚いたのはアクトビラ上での各種操作における反応の良さだ。カーソルの移動や選択時の画面の切り換えのレスポンスが速く、快適にコンテンツを利用できる。
アクトビラ ビデオの動画もいくつか再生してみた。無線LANコンバータ経由でネットワークに接続しているため、コマ落ちや音切れが心配だったがまったく問題なく再生できた。
この連載の記事
-
第95回
AV
映像を見ながらコミュニケーションを楽しむ「RZタグラー」 -
第94回
AV
録画番組の視聴スタイルを変えるAndroid端末「SV-MV100」 -
第93回
AV
HD動画もスムーズ!? 「iPad 2」のAV機能をチェック -
第92回
AV
ガツンとくる重低音ヘッドフォン 気になる3機種をチェック! -
第91回
AV
電車の中でも気軽に作曲! iPhone用シーケンサを試す -
第90回
AV
カメラ機能を愉快に使う! 特選Android用カメラアプリ -
第89回
AV
iPad版「Garage Band」で気軽に音楽制作! -
第88回
AV
iOS 4.3に組み込まれたホームシェアリングを試す! -
第87回
AV
編集機能が大幅強化! 生まれ変わった「TMPGEnc」 -
第86回
AV
Androidスマホは万能動画プレーヤーになれるのか!? -
第85回
AV
iPhoneより便利? Androidの音楽再生環境をチェック! - この連載の一覧へ