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物欲AVコモノ道 第17回

ネット非対応の「REGZA」で動画配信サービスを堪能する

2009年08月10日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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ネットワークの問題を無線LANコンバーターで解決

本体背面。映像出力はHDMIに加え、コンポーネント端子も用意されている

本体背面。映像出力はHDMIに加え、コンポーネント端子も用意されている

 では実際にセッティングを行なっていこう。AV-LS500VXでは、HDMIとコンポーネントの2系統のテレビ出力端子が用意されているので、いずれかを使ってテレビに接続する。今回はHDMI端子を利用して自宅のREGZAに接続した。

 続いてはネットワークへの接続である。インターフェイスは100BASE-TX対応の有線LAN端子なので、ネットワークケーブルを引き回せるのであればブロードバンドルータのLAN側のインターフェイス、あるいはスイッチングハブとつなげばそれで完了だ。

 ただ、筆者宅はパソコンやブロードバンドルータは2階にあり、リビングのある1階への配線は事実上不可能。そこで今回は、同じくアイ・オー・データ機器の「WN-LA/C-S」という無線LANコンバータを利用した。これは有線LANの途中経路を無線化してくれるという製品で、有線LANで接続したい機器までケーブルを引き回せないような状況では役立つ存在だ。

親機と子機がセットになったアイ・オー・データ機器の無線LANコンバーター「WN-LA/C-S」。

親機(左)と子機(右)がセットになったアイ・オー・データ機器の無線LANコンバーター「WN-LA/C-S」。親機は本体上面「TV」のロゴの右側に地球マークが、子機はテレビのマークが入っている。IEEE 802.11a/b/g/n対応

 WN-LA/C-Sは親機と子機がセットになっており、親機とブロードバンドルータ、子機と接続したい機器をネットワークケーブルで接続すればよい。なお、WN-LA/C-Sは接続設定済みの状態となっているため、ケーブルで接続するだけですぐに使えるのは嬉しい。

 このWN-LA/C-Sの子機とAV-LS500VXを接続すればいよいよ準備は完了だ。早速AV-LS500VXの電源を入れてみたところ、すんなりとメニュー画面が表示された。


サクサクと軽快に動作するアクトビラ

AV-LS500VXのメニュー画面。シンプルなインターフェイスで使い勝手はいい

AV-LS500VXのメニュー画面。シンプルなインターフェイスで使い勝手はいい

 まずは静止画やテキストによる情報サービス「アクトビラ ベーシック」を試してみた。AV-LS500VXのメニューからアクトビラを選択するとトップページが表示されるので、あとはリモコン上の上下左右のキーを使って操作していく。

 驚いたのはアクトビラ上での各種操作における反応の良さだ。カーソルの移動や選択時の画面の切り換えのレスポンスが速く、快適にコンテンツを利用できる。

アクトビラのトップページ。AV-LS500VXではブラウザエンジンとして「Tourbillon2」を搭載しており、これにより快適なレスポンスを実現している

アクトビラのトップページ。AV-LS500VXではブラウザエンジンとして「Tourbillon2」を搭載しており、これにより快適なレスポンスを実現している

 アクトビラ ビデオの動画もいくつか再生してみた。無線LANコンバータ経由でネットワークに接続しているため、コマ落ちや音切れが心配だったがまったく問題なく再生できた。

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