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長~く使える極上のPCケース2009 第3回

イケてるケース、ナイスなケースを紹介!

長~く使える極上のPCケース2009【サーマルティク編】

2009年05月24日 20時00分更新

文● 山田 広樹

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HDDは専用トレーを使ってケースに搭載する。トレーへのHDD搭載はアイデアもののシーソー式ラッチを採用し、ツールレスかつスマートな搭載が可能だ。なお、このシーソーはシャドーベイに収めると内部でしっかり動かないように固定される

3.5インチシャドーベイはユニット構造となっており、5インチベイへの移設も可能。写真は標準状態での装着図。5インチベイ-3.5インチシャドーベイ-5インチベイという変則的なベイ配置になっている

写真のように3.5インチベイユニットを5インチベイに移動すれば、ビデオカードへのエアトンネルを開通させられる

電源ケーブルなどを固定できるケーブルクランプ。上下に可動し、さらにバネでクランプを自由な高さに固定できるのが秀逸

CPU裏側部分に12cmファンを搭載できるのにも注目。標準でCPU裏面冷却を行なえるのがうれしい

ケース右側面(マザーボード裏側)には長すぎるケーブルを収納できるカバーを設置。配線をスッキリまとめられる

斬新な機能を満載!
ただ、使いこなしには課題も……

 3.5インチシャドーベイユニットの移設や、パーティションによるCPU、ビデオカードのエアフロー分離など、さまざまな冷却カスタマイズ能力が本ケースの神髄だ。ただ、パーティションは樹脂製かつ、複数のパーツに分割されているためシャシーに固定しにくいほか、HDDをフル搭載した時、一部のHDDには冷却風が当たりづらいなど、実際の運用には少々課題も残る。
 しかし、CPU裏面冷却に標準対応するほか、ケーブル取り回しを容易にするクランプなどの標準搭載は本機だけの魅力。内部も美しく塗装されており“魅せる”能力も高い。ややクセの強いケースではあるものの、高性能はもちろん、見た目にもこだわるなら注目の逸品だ。

(次ページへ続く)

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