インターネットには一度使うと手放せないほど便利なのに、無料で入手できるソフトウェアがたくさん転がっている。「Googleツールバー」や「Firefox」など、すでに定番化したものも多いが、フリーソフトは企業だけでなく個人プログラマーの手によるものは多い。クリック操作でファイルを圧縮・解凍できる「Lhaz」(ラズ)も、一人の男性の手から生まれた。
Lhazの作者であるちとら氏はインターネット黎明期の頃から活動しているベテランプログラマーだ。1ヵ月に2万回以上もダウンロードされるLhazを約10年前に発表し、プライベートの時間を使ってこまめなバージョンアップとサポートを無償で続けてきた。それでも「有料化しようと思ったことは一度もありません」という。
顔の見えるインターネット 第44回は、そんなちとら氏にフリーソフトを作る意味とフリーソフトの意義について伺った。
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