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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第33回

「家族に怒られながら作った」ウェブ図鑑、昆虫エクスプローラ

2008年09月15日 09時00分更新

文● 古田雄介

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 古くから続く人気サイトの1ジャンルに「データベースサイト」というものがある。このジャンルは情報量という目に見える指標で価値が計れるため、大量のコンテンツを蓄積するサイトほど人気を得る可能性が高くなる。そこで定番化するサイトは、膨大な情報を引き出すために、個性的な検索の仕組みを導入することが多い。

 今回紹介する「昆虫エクスプローラ」はその好例だ。数多の昆虫の写真や解説を収録しているが、学術名や分類名だけでなく、大きさや色といった「見た目」の情報から目的の昆虫を探すことができる。そういったオリジナリティーのある検索の仕組みはどうやって生み出されるのだろうか? 昆虫エクスプローラの場合、その源は「昆虫愛」にあった。

 「顔の見えるインターネット」第33回は、管理人・川邊氏の「昆虫愛」とそれをカタチにする過程に焦点を当てる。

昆虫エクスプローラ

 1日の平均PVが5万を超える、定番の昆虫図鑑サイト。2008年9月現在で掲載点数は900種類以上におよび、川邊氏自身が撮影した大量の写真を使って、それぞれの虫を解説している。

 兄弟サイトの「動物じゃんぐる」や「へなちょこ動物園」などと共に、1997年から運営を開始した。

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