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Adaptec製SASコントローラチップを搭載した初のマザーボードがSupermicroからデビュー!

2005年08月25日 00時00分更新

文● 増田

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 パラレルSCSIインターフェイスの後継規格と言われる“SAS”(Serial Attached SCSI)対応のコントローラチップをオンボード搭載した初のマザーボード「X6DH3-G2」がSupermicroからデビューした。Xeon対応のDual Socket604の製品だ。

X6DH3-G2
“SAS”(Serial Attached SCSI)対応のコントローラチップをオンボード搭載した初のマザーボードSupermicro製「X6DH3-G2」
SASのポート
SASコントロールチップにAdaptec製“AIC9410(RAID 0/1)”を採用し、計8ポートのSAS HDDを接続可能だ

 今月に入りにわかに動き出した次世代インターフェイスのSAS。LSI LogicからはPCI-X対応のインターフェイスカード「SAS3442X」が発売され、SAS対応HDDもMaxtor“Atlas 10K V SAS”シリーズの「8D073S0」が登場している。今回発売された「X6DH3-G2」は、SASコントロールチップにAdaptec製“AIC9410(RAID 0/1)”をオンボードした初めての製品で、計8ポートのSAS HDDを接続可能だ。
 その他の仕様は、Dual Xeonマザーとしては一般的なもの。採用チップセットは“E7520”+“6300ESB(HansRapids)”で、拡張スロットはPCI Express x8×2、PCI-X×3(133MHzが1/100MHzが2)、PCI×1、DDR2 DIMM×8(ECC Registered DDR2 400/16GBまで)という構成。SAS以外のオンボードインターフェイスはATI“Rage XL”によるVGA機能のほか、インテル“82541PI”によるデュアルギガビットイーサネット、“6300ESB”によるSerial ATAを2ポートなど装備する。販売しているのはUSER'S SIDE本店で、価格は8万8200円。インターフェイスカードの「SAS3442X」が5万8590円で販売(USER'S SIDE本店)されていることを考えると、今回のマザーの値段は決して高いとはいえないかもしれない。

ケーブル ブラケット
付属のSASケーブル。1本のケーブルから4台のSAS HDDに分岐しているVGA機能やデュアルギガビットイーサネットなどを装備する
SAS3442X SAS対応HDD
今月10日から販売のはじまったLSI LogicのSASインターフェイスカード「SAS3442X」。USER'S SIDE本店でリテール版を5万8590円で販売しているほか、ファナティック東京店ではバルク版(SASケーブルなし)を3万9800円で販売中だSAS対応HDDもMaxtor“Atlas 10K V SAS”シリーズの「8D073S0」が販売中だ
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