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対応マザーに要注意!? 初のデュアルコアを採用するXeonが本日デビュー!

2005年10月19日 22時45分更新

文● 増田

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 初のデュアルコアを採用するXeonが本日デビューした。発売されたのは「デュアルコア インテルXeon-2.8GHz」(以下:デュアルコアXeon)。価格は約14万円で、販売ショップによるといずれも「ごく少量の入荷」という。

デュアルコアXeon
初のデュアルコアを採用するXeonが本日デビュー
Xeon-2.8GHz
発売されたのは「デュアルコア インテルXeon-2.8GHz」。Xeonシリーズとしては、初のデュアルコア採用の製品だ

 「デュアルコアXeon」は、今月11日に発表されたマルチコアサーバープラットフォーム向けの新CPU。同社のデュアルコアCPUとしては、デスクトップPC向けの「Pentium D」などが発売されているが、サーバー/ワークステーション分野向けのXeonシリーズとしては、初のデュアルコア採用の製品となる。
 発売された「デュアルコア Xeon-2.8GHz」は、現行のシングルコアXeonで採用されているコア“Irwindale”と同等の機能を備えたコアを2基“Paxville DP”を搭載するCPUで、2次キャッシュメモリはコアごとに2MBずつ(計4MB)を搭載。“Hyper-Threading”機能により、OS上から見える論理プロセッサー数が4つ、さらにデュアルCPU構成では8つとなる。その他、FSBは800MHzでTDPは約135W。64bit拡張技術(EM64T)やエグゼキュート・ディスエーブル・ビット(NXbit)はもちろん、電力管理機能の“デマンド・ベース・スイッチング”機能などに対応する。

スペック パッケージ
FSBは800MHzでTDPは約135W。64bit拡張技術(EM64T)やエグゼキュート・ディスエーブル・ビット(NXbit)はもちろん、電力管理機能の“デマンド・ベース・スイッチング”機能などに対応するパッケージは従来のシリーズと変わらない

 インテルのリリースおよびパッケージによると対応チップセットは“Lindenhurst”こと“E7520”。ただし販売ショップによると「現在販売されている“E7520”搭載マザーボードでは動作しないと思われ、詳細については確認中」との話も。またT-ZONE.PC DIY SHOPではインテル製マザーボード「E7520AF2」を対応マザーに挙げており、こちらは「価格9万800円で納期2~3日」としている。どちらにせよ、購入予定者は事前によく確認する必要がありそうだ。価格はドスパラ本店で13万9800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで14万1540円となっている。

対応チップセット ポップ
インテルのリリースおよびパッケージによると対応チップセットは“Lindenhurst”こと“E7520”だが……入荷数はかなり少ないとのこと
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