ZalmanのCPUクーラーと言えば、お椀状に広がったヒートシンクの中にファンを埋め込んだ「CNPS7000」シリーズがお馴染み。その巨大さはよく知られるところだが、さらに大型化したという製品「CNPS7700」が登場した。
「CNPS7000」をさらに大型化した「CNPS7700」。ちなみに写真左は、ごく一般的なサイズのクーラーであるクーラーマスター製「Cyprum Pro」。並べてみると巨大さが判る |
前モデルの「CNPS7000」のサイズは109(W)×109(D)×62(H)mm。対して「CNPS7700」のサイズは136(W)×136(D)×66(H)mm。搭載するファンは12cm角相当サイズとなる。パッケージにはMicroATXマザーに搭載した図が掲載されているが、面積にして優にマザーの1/4を占めるという大きさというからものすごい。同じくパッケージや代理店のアスクのウェブサイトに掲載されている図を見る限り、放射状のヒートシンクから風を周囲に流し、メモリモジュールやビデオカードを冷却するという効果を狙っているようだ。
「CNPS7000」と同様、ヒートシンクが全銅製の「CNPS7700-Cu」と銅のアルミのハイブリッドの「CNPS7700-ALCU」の2種類があり、後者は600gに収まっているが、前者に至っては918gと1kgに迫ろうかという重量。“サイレントモード”と“Lowノイズモード”の2種類に設定が可能なファンコントローラが付属しており、回転数と騒音値は“サイレントモード”で1000~1400rpm/20~25db、“Lowノイズモード”で1400~2000rpm/25~32db。Socket 478/LGA775/Socket 754/Socket 939/Socket 940に対応。価格はフェイスで「CNPS7700-Cu」が6770円、「CNPS7700-ALCU」が5770円。
パッケージより、MicroATXマザーボードに搭載した図。優に1/4を占めようかという大きさだ | 全銅モデル「CNPS7700-Cu」。重量はなんと918g |