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ソニー、“バイオ”デスクトップ秋モデル5シリーズ17製品を一挙投入――“家庭内メディアサーバー”がメインテーマ

2002年09月09日 14時59分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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バイオHSよりも幅で4mm、奥行きで43mm小さい(高さは44mm高い)コンパクト筐体の“バイオJX”と、1280×768ドットの15.3インチワイド液晶パネルが本体に一体化された“バイオW”は、秋モデルでは大幅な機能の変更はなく、マイナーチェンジにとどまる。

15インチXGA液晶ディスプレーをセットにしたバイオJXは、『PCV-JX12BL5』(Office XPプレインストール)と『PCV-JX12L5』(Office XPなし)というプレインストールソフトの違う2モデル構成。CPUにDuron-1.3GHz(従来はAthlon XP-1500+で実クロックは同等)を採用し、実売価格低下を狙ったスペック変更になっている。

『PCV-JX12BL5』
『PCV-JX12BL5』

価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格は、JX12BL5が19万円前後、JX12L5が17万円前後。21日の発売を予定している。

チップセットはビデオ機能内蔵のSiS740、メモリーは256MB(PC2100 DDR SDRAM)、最大1GBまで搭載可能で、うち32MBをビデオメモリーに共用する。80GB HDD(UltraATA/100)、CD-RW&DVD-ROM対応のコンボドライブを内蔵。秋発表のデスクトップバイオの中では、唯一TVチューナー&MPEG-2キャプチャーカード“Giga Pocket Engine”を搭載しないが、VAIO Mediaはプレインストールされているので、ほかのバイオで録画した映像や音楽を再生/表示することは可能だ。

外部接続端子は、前面にUSB 1.1×1、i.LINK×1、光デジタルオーディオ端子(角型)×1、背面にはUSB 1.1×2、i.LINK(4ピン)×1、PS/2×2、オーディオ入出力、Ethernet(10/100BASE-TX)×1、ディスプレー出力、モデムが配置されている。

利用可能な拡張スロットはPCI×1、CardBus対応PCカード(TypeII)×1、拡張ベイは空きなし。本体サイズは幅104×奥行き365×高さ365mm。重さは約8kg。

『PCV-W102(W)&(B)』
奥がホワイトモデル『PCV-W102(W)』で、手前がブラックモデルの『PCV-W102(B)』

バイオWは、置く場所のカラーリングに合わせて選べるホワイト『PCV-W102(W)』/ブラック『PCV-W102(B)』の2モデルを用意している(スペックは同一)。マザーボードを一新し、CPUにCeleron-1.6GHz、チップセットはSiS650を採用。チップセット内蔵のグラフィックスアクセラレーター機能を利用し、メインメモリーのうち32MBを共用する。メモリーは標準256MB(PC2100 DDR SDRAM)/最大1GBまで増設可能。HDDは60GB(UltraATA/100)を搭載する。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格はW102(W)、W102(B)とも19万円前後。28日より発売開始予定。

前モデルと同様、TVチューナー&MPEG-2キャプチャー機能を標準搭載し、標準モードで約31時間の録画が可能。録画/再生ソフト“Giga Pocket”がVer.5.0にバージョンアップしたことで、録画中に前のシーンを閲覧するスリップ再生が10フレーム/秒から30フレーム/秒に強化され、ウェブブラウザーやiモード端末で外出先からの予約録画も可能になった(バイオWがスタンバイモードで待機している必要がある)。

外部接続端子は、側面にUSB 2.0×3、i.LINK×2、オーディオ入出力、Ethernet(10/100BASE-TX)×1、ディスプレー出力、モデム、メモリースティックスロット(マジックゲート非対応)が配置されている。

利用可能な拡張スロットはCardBus対応PCカード(TypeII)×2、拡張ベイは空きなし。本体サイズは幅487×奥行き334×高さ261mm。重さは約9.5kg。

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