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- 画質が大幅に向上したハードウェアMPEG-2エンコーダ。
- ビデオ編集に便利なジョグコントローラが付属。
- ジョグコントローラ+Premiere 6.0におけるジョグサーチで、ダイヤルを回しすぎると遅延が発生。
- シャトルサーチとの使い分けを。
●【新デザインのケース&シャーシ】 ケースのデザインとシャーシを従来の「PCV-RX」から一新。内部へのアクセスも容易。光学ドライブは、DVD-RW&DVD-ROMドライブの2台が内蔵されている。 |
ソニー「VAIO PCV-RZ70P」は、映像クリエイションを主題とした“VAIO RZ”の最上位という、まさにバイオシリーズの頂点に立つモデルだ。新デザインのケースにPentium 4-2.80GHzを搭載、TVチューナ機能付属のMPEG-2エンコーダカードやプロユースに堪えるアドビシステムズの高機能ビデオ編集ソフト「Adobe Premiere 6.0」を組み込むなど、まさにビデオコンテンツ作成を考えるユーザーの要求に応える贅沢な構成となっている。
●【ジョグコントローラでラクラク編集】 ビデオ編集に便利なUSB対応ジョグコントローラ。インターフェイスはボタン×6、ジョグダイヤル×1、センターポイントボタン×1という構成。 |
そのPCV-RZ70Pで注目したいポイントは「新設計のハードウェアMPEG-2エンコーダ」に「ジョグコントローラの搭載」だ。
まずは最初のハードウェアMPEG-2エンコーダだが、このエンコーダカードはTVチューナにソニーが新たに設計したユニットを採用したうえで、輝度・色差信号の分離処理をフレーム間の比較で実行する「3D Y/C分離」や映像の多重映りを低減する「ゴーストリダクション」といった機能に対応した。これにより、TV映像の画質は確実に向上している。TV番組の視聴・ビデオの録画を重視する人には特にうれしいところだ。
続くジョグコントローラは、PCV-RZ70P付属のビデオアプリの操作をサポートするマンマシンインターフェイス。ジョグコントローラで実行できる操作はアプリごとに異なり、例えばAdobe Premiere 6.0であればビデオクリップのコマ送りはジョグダイヤル、早送りはセンターポイントから――となる。ビデオ編集時に大変便利な逸品だ。
ハッキリ言って高価なPCではあるもののDVD-RWドライブやオリジナルのDVD作成ソフトまで搭載するなど、PC上でのビデオ編集やAV機能を考えるうえで、これ以上のものは考えにくいマシンに仕上がっている。ビデオクリエイターならずとも要注目の存在と言えよう。
PCV-RZ70Pの主なスペック | |
製品名 | PCV-RZ70P |
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CPU | Pentium 4-2.80GHz |
チップセット | Intel 850E |
メモリ(最大) | RDRAM(PC800-40) 512MB(最大1GB) |
グラフィックス | Nvidia GeForce4 MX 440(DDR SDRAM 64MB) |
HDD | 160GB(NTFS) |
FDD | 内蔵 |
光メディアドライブ | DVD-RW(DVD-R2倍速/DVD-RW等速/CD-R8倍速/CD-RW4倍速/CD24倍速/DVD6倍速)、 DVD-ROM(CD40倍速/DVD16倍速) |
スロット | AGP×1(空き0)、PCI×3(空き1)、PCカード(TypeII×1、CardBus対応)、メモリースティック×1 |
通信 | 10/100BASE-TX |
I/O | USB 2.0×4、USB 1.1×2、IEEE1394×2、光角型デジタル出力×1 |
サイズ | 195(W)×391(D)×380(H)mm |
重量 | 約14kg |
OS | Windows XP Professional |
競合製品レビュー
ソニー「バイオRZ PCV-RZ70P」レビュー(from 月刊アスキー) | エプソンダイレクト「EDiCube MX1700HTV」レビュー(from 月刊アスキー) | NEC「VALUESTAR T VT930/3D」レビュー | ||