ビジネス文書 ―― 「Wordの表」のイライラを解決する
第1回
ビジネス文書 ―― 「Wordの表」のイライラを解決する
2008年11月18日 22時23分更新
文● 構成● 日向ミズキ、内藤康子(本郷PC塾)
原則1 表の作成は「標準」ツールバーから
原則1は表の作成方法だ。表を作ったり編集したりといった操作は、メニューバーや「罫線」ツールバーを使うなど複数の方法がある。そのうえ、できることが少しずつ異なるため混乱しがち。まずは表の作成は「標準」ツールバーのボタンから、編集は「罫線」ツールバーからと覚えよう。
表を挿入したい行の先頭をクリック。続いて「標準」ツールバーの[表の挿入]ボタンをクリックすると碁盤目状の枠が表示されるので、9行×4列の大きさにドラッグする
9行×4列の表が挿入される。表の幅はWord文書の横幅にそろえられる。各列の幅は等分され同じになる。行の高さは挿入位置の文字の大きさにあわせて決まる
原則2 列幅の変更は[Shift]キーを押しながらドラッグ
原則2は列幅の変更方法だ。Excelと同じように境界線をドラッグすると、境界線の位置だけがずれてしまう。ここは思い切って[Shift]キーを押しながらドラッグするのを基本とし、Excelライクに使ってみよう。
文字を入力。日付の列(1列目)を狭めるため、1列目と2列目の境界線にマウスポインタをあわせ、ポインタが両矢印になったら[Shift]キーを押しながら左にドラッグ
左方向に境界線をドラッグをすると、1列目の列幅が狭まる。2列目から右側の列の列幅は変わらない。その結果、狭めた幅のぶんだけ、表の右側が空く
普通にドラッグするとうまくいかない
[Shift]キーを押さないでドラッグすると、境界線の左側の列幅は狭まるが、そのぶんすぐ右側の列の幅が広がってしまう。そこがExcelの表とは違う
[Shift]+[Ctrl]キーの技
列の境界線を左にドラッグするだけだと、境界線のすぐ右隣りの列幅だけが広がってしまう(左)。こうではなく、境界線から右の列の幅が、すべて同じになるように広げたいときは、右画面のように[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらドラッグする。この場合、表全体の大きさは変わらない
一度に複数の行や列を変えるには「表のプロパティ」を使う
月曜から日曜までの複数行の高さをまとめて広くしてみよう。(左画面)高さを変えたい範囲の先頭行、ここでは3行目の左側をクリック。2行が選択されるので、そのまま日曜の行まで下方向にドラッグ。右画面のメニューバーの[罫線]→[表のプロパティ]を選択し、[表のプロパティ]画面を開く。次に[行]タブを選び、[高さを指定する]をチェックして[15mm]に設定。最後に[OK]をクリックする
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