あの「Google Earth」が、ついにWebブラウザ上でも動く――。そんな新サービスが28日、米国で開催中のカンファレンスイベント「Google I/O」で発表された。新サービスでは、Google Earthの3Dマップ画面をWebページの中に埋め込むことができる。
発表されたのは、Webサイト制作者やWebサービス開発者向けの「Google Earth API」と、Webブラウザ用のプラグインで、正確には(エンドユーザーが直接使う)“サービス”ではない。
Webサイト制作者が自分のサイトにGoogle Earthを埋め込むには、JavaScriptのコードを貼り付ける。すでに、Google Mapsを埋め込んでいるページでは、1行コードを書き足すだけでEarthに切り替えるられるとのこと。
一方、エンドユーザー(サイトの閲覧者)は、ブラウザに専用プラグインをインストールすることで、Earthが埋め込まれたページを閲覧できるようになる。なお、対応ブラウザは今のところ、Windows版のFirefox 2、Internet Explorer 6/7のみ。Macユーザーはまだちょっと待つ必要があるようだ。
3年ほど前にAPIが公開されたGoogle Mapsでは、フライトシミュレータや、カーレースといったゲームから、画像投稿サイトと組み合わせたサービスなど、実にいろいろなマッシュアップサイトが誕生したのはご記憶のとおり。Google Earthでこれからどんな楽しいマッシュアップサイトが出てくるのか? ヒジョーに楽しみだ!
デモ動画は下から。また、Googleのサイトではデモを楽しめるようになっている。まずはお試しアレ。

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