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ヤフオクの新APIで入札履歴や評価もゲット!

2008年10月07日 00時24分更新

文●小橋川誠己/ASCII.jp

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 ヤフオクの大量の商品の中から必要なデータだけを取得して、自分だけのアプリケーションを作れる――。そんな便利なWebサービスAPI「Yahoo!オークション Webサービス」に10月1日、新機能が加わった。

 Yahoo!オークション Webサービスは、ヤフー(Yahoo JAPAN!)が2006年から提供しているREST方式のAPIで、Yahoo!オークションのデータベースから出品データなどをXMLで取り出せるものだ。出品商品の監視ツールやブログパーツなどで利用されている。たとえば、ユーザーIDから出品している商品を取得したり、カテゴリIDから出品されている商品一覧を取得したりできる。パラメータによって「送料無料のみ」「即売商品のみ」といった絞り込みも可能だ。

 これまで公開されていたAPIは、「カテゴリ情報」「商品リスト」「出品リスト」「検索」「商品詳細」の5つだったが、今回、「入札履歴」「すべての入札履歴」「Q&A」「評価」の4つが追加された。新APIを使えば、ある商品に入札しているユーザーのID/評価/入札個数や、あるユーザーの過去の評価の内訳/個別の評価のコメントといったデータを取り出せるようになる。取得できるデータの種類が増えることで、新たなアプリケーション開発の幅が広がる。


ヤフオクAPI

今回追加された「Yahoo!オークション Webサービス」の新機能の1つ「入札履歴」の紹介ページ


 Yahoo!オークション Webサービスの利用は無料だが、アプリケーションIDの登録が必要だ。実際にどのようなアプリケーションを作るか? 開発者向けのドキュメントとコミュニティが揃う「Yahoo!デベロッパーネットワーク」や、サービスを利用しているサイトの一覧を眺めながら、構想を練ってみるといいだろう。

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