インテルのNVIDIA SLI/CrossFire両対応のデュアルCPUシステムで開発コードネーム「Skulltrail」こと「インテル デュアルソケット Extreme デスクトップ・プラットフォーム」に対応するCPU「Core 2 Extreme QX9775」の販売が今日からスタートした。
究極のハイエンドPCとなる「Skulltrail」
LGA 771では初めてのCore 2シリーズとなる「Core 2 Extreme QX9775」の主なスペックは、製造プロセス45nm、クアッドコア、FSB 1600MHz、クロック周波数3.2GHz、L2キャッシュ容量6MB×2、TDP 150W、最大電圧1.35V、S-Spec「SLANY」
先月19日付けで発表されたこの「インテル デュアルソケット Extreme デスクトップ・プラットフォーム」は、CPUにクアッドコアの「Core 2 Extreme QX9775」2個とデュアルLGA 771対応のマザーボード「D5400XS」(Intel 5400搭載/FB-DIMMメモリ対応)で構成されるハイエンドユーザー向けのプラットフォーム。インテル製チップセットでは初のNVIDIA SLIサポートの製品で、現状で考えうる“最高スペック”のPCを実現できるというものである。
LGA 771では初めてのCore 2シリーズとなる「Core 2 Extreme QX9775」の主なスペックは、製造プロセス45nm、クアッドコア、FSB 1600MHz、クロック周波数3.2GHz、L2キャッシュ容量6MB×2、TDP 150W、最大電圧1.35V。パッケージにCPUクーラーは付属していない。価格はTSUKUMO eX.で17万9800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで18万3540円(いずれも2個セットでの購入が条件)となる。
誰が買う?一式の構成は最低でも70万オーバー!?
上記でも触れた対応マザーボードとなる「D5400XS」は今のところ3月中の入荷予定(T-ZONE.PC DIY SHOPで予価7万3800円)ということで、現時点で「Skulltrail」の構築は無理。また、同店では対応マザーボードとして、こちらでも以前紹介したASUSTeK製のデュアルLGA 771対応マザーボード「Z7S WS」(T-ZONE.PC DIY SHOPで予価6万6800円)も挙げており、「D5400XS」同様こちらも今月中に入荷予定としている。
もっとも、1個の価格が約18万円のCPUを2つに、7万円のマザーボード、メモリはDDR2 DIMMではなく高価なFB-DIMM(PC2-6400/5300)、NVIDIA SLI/CrossFireにしろハイエンドビデオカードを複数枚(最大で4枚だが)合わせて購入し、それに見合ったケースや電源まで用意するとなると、完全に個人のゲームPCという範疇は超えている。やはり開発者向けなどのPCとしての用途がメインだろうが、秋葉原に行けば実際に動作しているところだけでも見られるかもしれない。というのも、T-ZONE.PC DIY SHOPでは「D5400XS」を使用したデモを検討中(使用CPUやビデオカードは未定ながら)ということで、今後進展があり次第こちらでもお伝えする予定だ。
