【3GSM World Congress 2007 Vol.5】
Windows Mobile 6は、メールの管理がより便利に!
2007年02月14日 19時48分更新
世界各国の移動体通信関連企業が出展する展示会“3GSM World Congress(ワールドコングレス) 2007”が、スペインのバルセロナで12日から15日(現地時間)まで開催されている。ここでは、12日に発表された“Windows Mobile 6”について、改善された点、新たな機能などを米マイクロソフト(Microsoft)社のオリビエ・リベット(Olivier Ribet)氏に伺った。
Windows Mobile 6で最も強化された点は、メールの使いやすさを向上させた点だという。“メールキー”を押すと、メールに関連する5つのメニューが表示される。また電子メールのメニューでは数字キーがショートカットキーとして割り当てられており、容易に操作が行なえる。また、名前の一部“de”と電話番号の一部“52”を組み合わせて検索するといったような、文字と数字を組み合わせての検索やWindows Live!のメールサーバー内の検索など検索機能が充実しているという。また、HTML形式メールに対応し、メールの中に画像やWord、Excelのファイルが表示できるようになった。
日本などを含むアジア地域を担当しているリベット氏は、欧米市場と比較した場合の日本市場の特徴として、「日本のユーザーは、大きな画面のWindows Mobile端末を好みます。東芝の『G900』がスライド式で、ワイドVGA液晶パネル(480×800ドット表示)を採用したのはそのためです」と指摘する。「しかし、東芝の端末は日本市場をターゲットにしたものではなく、日本国外での販売もめざしています。また、2007年中には日本でもスライド式以外のスタイルの端末も発売する予定です」という。
Symbian、Linux、iPhoneなどのライバルと比べた場合のWindows Mobileの優位点として、「これまでに48のメーカーから140のモデルが発売されており、端末のチョイスが豊富なこと。また、Windows Mobile向けのアプリケーションも豊富で、その数は1万8000を超えています」と、端末とアプリケーションの豊富さを強調した。さらに、「携帯電話、パソコン、サーバーの3つを連携させられることがマイクロソフトの強みです」と強調した。
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