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ASCII Power Review 第53回

もちろんレンジファインダーのMから使っている岡田カメラマンが実写してみた

ライカ SL2 実機レビュー = まぎれもない「ライカ味」の写真が撮れる最先端デジタルカメラだった!!

2019年12月09日 12時00分更新

文● 写真 岡田清孝 編集● ASCII PowerReview軍団

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 パナソニックとシグマとのアライアンスで盛り上がりを見せる「Lマウント」だが、本家ライカからもフルサイズミラーレスの新製品「ライカSL2」が登場した。

 発売直後で品薄状態のなか、短期間だが試用する機会に恵まれたので、実際に撮ってみた印象をお伝えしよう。

価格はボディーのみ89万1000円(税込)。今回試用したレンズは「アポ・ズミクロンSL f2/50mm ASPH.」です。

ついに本命(?)登場で
Lマウントに大注目なのだっ

 「ライカSL2」は2015年に発売された「ライカSL」の後継機種で、画素数が2420万画素から4730万画素に向上。その他EVFの高精細化やボディー内手ブレ補正搭載などのスペックがアップしている。それでいて「ライカSL」と比べてさほど値段が上がっていないので、ある意味リーズナブルと言えるだろう。

 直線的なボディーデザインはシンプルで、国産のカメラとは一味違った個性が感じられる。サイズや重量はフルサイズミラーレスのなかでも大柄の部類に入るのに、手にした時にそれを感じさせないのは、このデザインのおかげかもしれない。グリップもフラットな形状に見えるが、内側に窪みを設けているおかげでとても握りやすい。

ボディーサイズは最薄部で146(W)×107(H)×42(D)mm、重量はメディア2枚とバッテリー込で実測925g。

グリップも直線的なデザインだが、内側の窪みの指が掛かりしっかり構えることができる。

 操作ボタン類が少なくシンプルなのも特徴的。上面の液晶パネルは文字が大きく設定の確認がしやすい。背面十字キーは備えていないが、上部にあるジョイステックで代用できるので、特に操作で困ることはなかった。

上面の操作ボタン類は2つのFnボタンとコマンドダイヤルのみと非常にシンプル。

背面もボタン類は少なく、液晶ディスプレーは今どき珍しい固定式。

測距点の移動やメニューなどの操作を行うジョイステックは、手触りが柔らかく心地よい。

いつもとちょっと違う操作だが
クセになるのもライカの魔力

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