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週替わりギークス 第141回

僕が地上波テレビを観なくなった意外なワケ

2019年09月17日 17時00分更新

文● 吉永龍樹 編集● 上代瑠偉/ASCII

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快適だと思っていたAmazonプライム・ビデオ生活

 僕はAmazonプライムの会員になった数年前から、動画見放題サービスのAmazonプライム・ビデオを定期的に利用している。

 初めはメインのノートPCで映画を観ていたのだが、画面が小さいので次第に物足りなくなり、HDMIケーブルを購入。自宅の大型テレビに繋いで観るようになった。

 テレビは大きさが桁違いなので、リビングのソファに座りながら映画を観ることができ、快適である。だが、人間とは強欲なもので、今度は「映画を観ているときにPCに触ることができない」ことがストレスになった。映画を観ているとき、右下に仕事やLINEの通知が出てしまうのもつらい。

 それを解決するため、次は古くて使っていないiPhone 6に Amazonプライム・ビデオのアプリをインストールし、スマホをミラーリングしてテレビに映し出すことにした。

 映画を観るときは使っていないスマホを立ち上げ、そちらを操作すればいい。PCも現在のスマホも使い放題で、映画鑑賞ができるわけである。快適。

 利用頻度は2週間に1度くらいだろうか。まったく不満や不便は感じないまま数年が過ぎた。

テレビを観なくなったワケ

 そして今年、Amazonプライムデーで、Amazonプライム・ビデオを直接テレビにつないで操作できる「Fire TV Stick 4K」を購入した。深く考えず「割引セールでお得だから」という気持ちで購入したのだが、いざつないでみた途端、すべてが変わってしまった。

 テレビの利用時間が完全にゼロになったのである。

 僕はもともとテレビをあまり観る方ではないが、夜に帰宅した後なんとなくつけて「興味深いドキュメンタリーがやっていないか?」「夜のニュースを流しておこう」くらいの環境映像としては利用していた。

 ところが、Fire TVを購入後はテレビのリモコンの横にFire TVのリモコンがあるため、後者を手にとってTVを起動するようになったのだ。そのときに映る初期画面はもちろん、Amazonプライム・ビデオのトップページ。普通のテレビを観ることが1秒もなくなってしまった。

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