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キヤノンR・ソニーαとも比べてみたっ!!

パナソニックが「LUMIX S1R / S1」発表 = 実機写真レポート!!

2019年02月14日 13時10分更新

文● カメラ特捜班+みやのプロ(@E_Minazou

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 パナソニックは2月14日に日本で発表会を開催し、すでに開発発表をおこなっていた「LUMIX S」シリーズを正式に発表した.

こちら62万円のセットです.片手で持っておりますが約1.6キロとなっております.
おなじみLUMIXの顔である山根事業部長が実機を持って発表しました.
渕上副社長とともに、パナソニックの最上位ミラーレスをアピールです.

気になるお値段は税込みで
S1ボディ:約34万円、S1標準ズームセット:約46万円
S1Rボディ:約50万円、S1R標準ズームセット:約62万円
である.カメラ、ボディ、アクセサリすべて3月23日の発売だ.詳しい機能を紹介していこう.

左がキヤノンのEOS Rで右はソニーのα9です.サイズの違いがよくわかりますね.

2018年9月25日の衝撃から5カ月
2019年2月14日ついに全貌が明らかに

大きめのボディですが、グリップ感はとてもいいですね.

 昨年9月、Photokinaに合わせて開発発表をおこなった「LUMIX S」は、その時点ですでに「S1」と「S1R」の2モデルが予告されていた.ともにフルサイズ(24×36ミリ)という同社としては最大の撮像素子を採用し、画素数は2400万画素と4700万画素、そしてお家芸の「4K60P」動画撮影と手ブレ補正「Dual I.S.」の搭載が予告された.

こちらが4730万画素のフルサイズセンサーでございます.

 レンズマウントはライカがすでに「SL」や「CL」で利用している「Lマウント」を採用し、内径51ミリ、フランジバックは21ミリである.さらにシグマも戦略的協業「Lマウント・アライアンス」に加わり、交換レンズとLマウント採用のミラーレス一眼カメラも開発すると発表した.

576万画素の有機ELを内蔵したEVFの大きさが目立ちます.

 年初のCESでは、さらにHDR(ハイダイナミックレンジ)の「HLGフォト」(ハイブリッド・ログ・ガンマ)の静止画撮影機能と、「ハイレゾモード」の搭載を発表した.

 HLGはテレビ放送用のHDRの方式で、白トビしやすいハイライト部や黒ツブレしやすい暗部をできるだけ再現するものだ.Sシリーズで撮影したHDR画像は、HLG対応テレビで再生・鑑賞が可能となる.

こんどは標準ズームをみなさんに付けてみました(α9だけ16-35mmです).

 「ハイレゾモード」は、Sシリーズのボディ内手ブレ補正機構を活用し、センサーを微細にシフトさせながら8回の連続自動撮影をおこなって、カメラ内部で合成し、センサーの画素数を超える高解像度写真を出力するものである.

576万画素のEVFに
1億8700万画素の撮影機能も!!

 Sシリーズの2モデル共通のスペックとしては、シャッター速度は最高8000分の1秒でストロボシンクロ速度は最高320分の1秒. 連写速度はAF/AE固定で毎秒9コマ、AF/AE追従で毎秒6コマである.

背面液晶は210万画素で3軸ティルト.左右方向は右側へのみ動く.

 EVFも同じで、576万画素の有機ELを採用しており、倍率は0.78倍、アイポイントは21ミリで視野率はもちろん100%、表示フレームレートは120Hzを選択することもできる.

 AFはおなじみのコントラストAFとDFDテクノロジーによってシングルAFは0.08秒を実現、最低照度は-6EVでもちろん人物認識から顔、瞳、そして犬やネコや鳥もディープラーニングで認識する.

 手ブレ補正は本体内で5軸5段、「Dual I.S.2」でレンズ側と合わせて6段まで補正できる.

 メモリーカードはXQDとSDのダブルスロットで、USB-PDに対応しており、付属のバッテリーチャージャーを使わなくても、本体にタイプCケーブルを直結して充電することも可能である.

こちらがXQDとSDのダブルスロットでございます.
こちらのタイプC端子にACアダプターを差して充電もできるそうです.

 ボディは高剛性のマグネシウム合金で防塵防滴、動作は-10度~40度となっている. ボディサイズは両機種ともに148.9×110×96.7ミリで重量はボディのみでS1Rが898グラム、S1がなぜか899グラムです.使用時はメモリカードにより1016~1020(S1は当然1017~1021)グラムです.1キロカメラというわけですね.

こちらがマグネシウム合金部分ですね.かなり全体に使われています.
防塵防滴のためのシーリングはこんなに入っております.

 「S1」と「S1R」の違いはまず撮像素子の画素数でS1が2420万画素、S1Rが4730万画素.つまり最高でS1は6000×4000ドット、S1Rは8368×5584ドットの画像が撮影でき、さらに「ハイレゾモード」では4倍の画素数となる9600万画素と1億8700万画素の写真を出力できるということである.

「S1」と「S1R」の違いは
画素数だけではないのだっ!!

S1とS1Rの外観はロゴの「R」の有無が最大の違いです.

 最高のISO感度も画素数の違いを反映していて、S1は標準でISO51200、拡張でISO204800だが、S1RはISO25600と51200と低めである.

 連写可能枚数も画素数を反映して違いがあり、JPEGではS1が連続999枚以上可能なのに対して、S1Rは50枚、RAWでは90枚と40枚、RAW+JPEGでは70枚と35枚という仕様になっている.

 2モデルの違いはもう少しあって、動画撮影能力がS1のほうが強い.まず、撮影可能時間が4K60PではS1で30分、S1Rでは15分間という制限があり、4K30PではS1は無制限、S1Rはやはり15分となっている.おそらく発熱量の違いによるものだろう.出力できる動画ファイル形式も異なり、S1ではMP4のHEVCで4K30Pの4:2:2-10bit記録とV Log撮影、4K60PのHDMIスルー出力が有償オプションによって可能になる.つまりS1Rは高解像度静止画が得意で、S1はプロ向け動画撮影向きということだ.

バッテリーグリップも同時発売ですね.税込約3万8000円
シャッターボタンはもちろん、各種設定ボタン類もきちんとついています
カメラ側のボディ底面のゴムキャップを外すと接点が.
グリップ装着するとこうなります.これはこれでデカいのですが、いいバランスになっております.

同時発売レンズは3本
標準ズームのマクロがスゴい

レンズフードを装着して並べてみました.PROの2本には赤いSマークが入っているんですね.

 開発発表時のアナウンスにもあった3本のレンズが同時に発売となる.24-105ミリが標準ズームで、あとの2本は「PRO」という名前がつく50ミリと70-200ミリである.

☆『LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.』

 13群16枚構成のうち非球面ED×2、非球面×2、UED×1、ED×1という贅沢三昧な構成で、AF制御は480Hz、もちろん4K動画対応で防塵防滴耐低温仕様である.光学式手ブレ補正機構も内蔵している.

 魅力的なのはマクロという名前のとおり「寄れる」ことで、最短撮影距離が30センチだが、望遠端でもその距離まで寄れるので、最高撮影倍率が0.5倍と非常に大きいのが心強いというか取材にピッタリなのである.最大直径は84ミリ、長さは118ミリで重量は680グラムである.税込み17万2800円

カメラとのバランスはなかなかいいですね.
このレンズは望遠側にズーミングすると胴が伸びるタイプです.

☆『LUMIX S PRO 50mm F1.4』

 11群13枚のうち非球面2枚とED3枚を採用し、11枚の円形羽根で美しボケが期待できる.とにかく巨大で最大径90ミリ、長さ130ミリ、重量は955グラムとステキなスペックの標準レンズです.税込み30万7800円

標準レンズとしては貫祿がありすぎです~~

☆『LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.』

 17群23枚構成の望遠ズームレンズで、最大径は84.4ミリ、長さは179ミリ、重さは985グラムで、光学手ブレ補正機能を搭載し、本体と合わせて6段分の補正が効く.税込み22万6800円

 この2本のPROレンズの距離リング部分は前後にスライドするようになっていて(フォーカスクラッチ機構)、マニュアルとオートフォーカスの切り換えがファインダーをのぞいたままできるしくみである.

アルカスイス互換の三脚座はもちろん回転や取り外し可能です.

とりあえず標準セットくださいでOK
でもどっちかを買うのか迷うのだ

左がキヤノンEOS Rで右がα9です.グリップの形状とサイズの差がよくわかりますね.

 最初のお値段をふりかえると、S1Rボディ:約50万円、S1R標準ズームセット:約62万円、S1ボディ:約34万円、S1標準ズームセット:約46万円である.つまりS1とS1Rの価格差は16万円で、標準ズームセットにした場合の増加価格は12万円ということである.

 S1とS1Rの違いは、上記のように画素数の差意外にというか、逆にS1のほうが動画煮関しては能力が高いということになる.なので、16万円でアレとコレができるできないと単純に比較できないのである.なので、両機種の価格差はもう少し少なくてもよかったのではないかとも思う.

 とにかく、超高画質の静止画を撮りたいヒトはS1Rで、最高の4K動画を撮りまくりたいヒトはS1でオッケーである.もちろん最初からボディと望遠ズームを買うのもアリなのだが、17万円以上のお値段の標準ズームが12万円で手に入るのだから、標準ズームセットですよね.

 資金に余裕のある方は、ライカのLマウントレンズはすでに単焦点が5本、ズームが3本発売となっていて、今年、来年に出るレンズも公表されているのでそちらも参考にしつつ、シグマの動きからも目を離さぬよう、よろしくお願いします.ていうかその前に実機のシャッターを早く押してみたいのだっ!!!

ぜひCP+で「シャッター音」を試してみてください.絶対に欲しくなります...
発表会で公開となったレンズのロードマップ.年内に3本、来年さらに単焦点などが増える予定だ.さらにレンズを出すであろうシグマの動向も気になるところである.
発表会ではプロカメラマンにSシリーズを使って写真集を作ってもらうことも発表となった.綾瀬はるかさんの写真集が10冊出るってすてきですね.
発表会後のタッチアンドトライでは、おカメラ関係者のみなさんも熱心に実写しておられました.

☆2月14日17時に写真と文章を追加させていただきました.

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