CPUに純正のクーラーが基本付属しなくなって数年あまり。ここ最近、ヤマダもお手伝いで水冷のCPUクーラーを取り付ける機会がかなり増えています。
少し前は、クーラー四隅のレバーを「ガチャコン!」と押さえて取り付けていたCPUクーラーですが(もちろん今もこのタイプがあります)、水冷となるとラジエーターやら、ラジエーターにファンを別途取り付けやら、マザーボードに専用のリテンションを付けるやら、やたらにオペレーションが増えます。
そして頻発する物理干渉。
ケースにラジエーターを搭載したはいいものの、マザーボードの一部分にあたってしまいネジが閉まらない、クーラー高が高すぎてフタが閉まらないなど、パソコンの動作以前に「入らない」ってことがあるあるすぎて泣けてきます。聞くと結構な方々がぶち当たってますね物理干渉の罠……。
そんなかつての自作パソコンユーザーを悩ませるクーラーの最後? の砦が……
「冷媒液やらポンプやらを使うクーラー」かと。
性能が上がり、オーバークロックも公式にできるようになり、あっつあつになってしまうCPUやGPUを冷やすのにはもってこいなのでしょうが、もう液体を使うってところで個人的には恐ろしいです。が、
マザーボードメーカーの人間とかにやらせたら、さすがプロ! 手際よい!
ネタ切れの中で開催した店頭イベントで、この「液体&ポンプ使用のゲームPC自作」をやったのですが……、ものすごく楽しかったのですが……。
イベント終了後、「それ」は起きたのです。
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