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MCコジマのカルチャー編集後記 第173回

デジタル系の編集者に食レポはしんどかった

2017年03月31日 08時00分更新

文● コジマ/ASCII

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ピザを食べる編集部のヤング・フレッシュ(25歳)、サンキュー鈴木

 生きていると何が起きるかわからないとはよくいったもの。ASCII編集部で取材も撮影もやり、「こんなことを仕事にするとは、思ってもみなかったな」と驚いていたら、生放送で食レポまでやるようになってしまいました。

 たとえば先日、グルメ担当のナベコさんとともに、缶コーヒーの飲み比べをYouTube Liveでやらせていただきました。

 「最近、缶コーヒーがめざましい進化を遂げています。今春は気になる缶コーヒーがたくさん登場するということで、グルメ担当のナベコと、ジャンク部コジマが、昼食代わりにガッツリ飲みまくることにしました! いちばんおいしいのは?」がテーマでした。見逃した人も、動画でご覧いただけますよ。

 IT系ニュースサイトの編集部にいながら、グルメ系の記事を担当することもあるという、なかなか稀有な(?)体験をしている筆者。そうなれば、生放送であっても鋭いコメントが出るのではないか。そうお考えの人も多いでしょう。

 残念ながら、それほど甘くはありません。やはり、日頃は文章で味の感想などをしたためているわけで、ゆっくり考える時間があります。しかし生放送の食レポは、何よりも動きが必要。まずはおいしそうに食べて、そしてしっかりとしたリアクションをすることが肝心です。視聴者の視覚に訴えないとダメなのですね。

 さらには、すぐにその味や香りを言葉で伝えないといけまない。見た目ではわからないことを説明する、これが本当にむずかしい。「おいしい」だけではまったくダメです。どうおいしいか、何がおいしいかを伝えないといけない。かといって、ぼんやりコメントを頭で練っていると、「えー」とか「あー」とかで場をつなぐ羽目になり、印象はよろしくない。評価は迅速に、なおかつ的確に。みなさん、できますか?

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