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石川温のPCスマホニュース解説 第299回

36万円超の折りたたみiPhone、買う価値はある? 1週間使って分かった「不満だらけでも欲しい」理由

2026年10月22日 14時00分更新

文● 石川温

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折りたたみの強みが光るのは動画視聴

 一方で、コンテンツ視聴はやはり最強といえる。

 背面がMagSafe対応なので、磁気式のスタンドを付けてテーブルに立てておける。Apple TVアプリは、半開きにすれば外側の画面で映像を流し、ノートパソコンのように120度くらいに開けば上半分に映像、下半分に操作画面。全開にすれば全画面。本体の形を判断して、表示が勝手に切り替わるのが楽しい。

動画などを表示すると、下部にコントローラが現れる

テントのように置くと時計や写真が表示される

 折りたたみにつきものの、ヒンジ部分のシワも開封時はほとんど見えない。画面を点けているときはもちろん、消灯しているときでもだ。使い続けていると、若干、折りたたみの線が目立つようになってくる。

ヒンジ部分の折り目はかなり目立たないが、それでもシワは見える

 ナノテクスチャー仕上げのマットな画面は光を反射しないので、動画も電子書籍も新聞の紙面ビューワーも、長時間見ていて目が疲れにくい気がしている。

不満だらけ、でもやっぱり欲しい

 小指は痛いし、重いし、カメラの構え方の最適解は分からないままだ。それでも、朝のニュースチェックから仕事のメール、夜の映画、スポーツ鑑賞まで、気がつけば1日中iPhone Duoを触っていた。スマホ、タブレット、パソコンの3台分の仕事をこなしてくれると思えば、踏ん切りがつかなくもない。やっぱり、欲しい。そんな1台だった。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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