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生成AIの能力と権限を分離する医療向け実行制御基盤

 株式会社シェアメディカルは9月16日、医療現場で生成AIを安全に使うための共通システム「MediLine Engine」を発表した。同システムは、電子カルテなどの医療システムとAIの間で、AIがどこまでの処理を行ってよいかを外部から制御する役割を持つ。

 本基盤は、「AIの賢さと、AIに与える権限は別物である」という考え方に基づいて開発された。AIに対する指示文(プロンプト)だけに頼るのではなく、システム側で動作のルールを設定し、予期せぬ誤作動や過剰なデータ操作を防ぐ。また、AIが「どのようなルールで」「どのデータを使って」処理したかの履歴を残し、後から確認できる監査機能も備えている。

 さらに、患者データの要約や薬の確認といった業務ごとにAIの役割を整理する仕組みや、約40種類の医療データ・ツールと連携する機能を搭載。特許出願中の技術を使い、業務内容に合わせて適切なAIモデルを自動で選ぶ機能も組み込まれている。

 この基盤で作られた機能は、電子カルテメーカーで採用が始まっており、2026年中にはAI機能を組み込んだ電子カルテが提供される予定だ。

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