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地域共同配車で「交通空白」の解消を目指すタクシー配車DXアプリ

 株式会社電脳交通は8月5日、静岡県静岡市において地域密着型タクシー配車アプリの運用を開始したと発表した。本取り組みは、国土交通省の令和8年度「『交通空白』解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」地域交通DX推進タイプに選定された事業の一環で、乗務員不足や高齢化により地域交通の供給力維持が課題となる中、デジタル技術を活用した運行の効率化施策として導入された。

 本システムの仕組みは、同社の「DS配車アプリ」を基盤に、複数のタクシー事業者が連携して車両を最適手配する「共同配車」にある。従来は各社が個別に配車を行っていたため、近隣に他社の空車があっても配車できない事例が存在し、地域全体の輸送能力を十分に活用できていなかった。本システムは事業者が既存の配車運用を維持したまま参画できる仕様となっており、導入コストを抑えながら配車効率の向上を目指す。また、観光・出張客層に対応する大手配車アプリと併用することで、地域住民の日常利用と需要を打ち分け、営業機会の最適化を図る構造となっている。

 運用は静岡市内のタクシー事業者3社(静岡ひかりタクシー、静岡中央タクシー、千代田タクシー)から開始し、今後は参画事業者を拡大していく計画だ。宮古島や香川、山形に続く導入事例として、国交省のプロジェクトと連動しながら都市部における地域交通の維持モデルとしての検証が進められる。

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