メルマガはこちらから

PAGE
TOP

製造業における技能継承と知識共有を支援する「製造現場ナレッジAI」提供開始

 株式会社言語理解研究所は7月1日に、製造現場における技能継承と知識共有を支援するサービス「製造現場ナレッジAI」の提供を開始した。PDFやExcel、図表などで記載された設計書や手順書、点検記録などの情報を意味や関係性を踏まえて構造化し、生成AIが活用しやすいデータに変換することで、ユーザーが必要な情報に手間なくたどり着ける環境を提供するという。

「製造現場ナレッジAI」は、製造現場に蓄積された設計書や手順書、点検記録などの電子データを整理、構造化し、これまで熟練技能者のノウハウなどに依存してきた知識を、自然な言葉で検索・活用するための生成AI活用支援サービス。既存の管理システムや運用のあり方を生かした導入が可能で、現場への負担を抑えながら活用できるとしている。

 同サービスでは、マニュアルや手順書などの文書を見出しや項目、表の関係性を保持したまま情報を整理し構造化。情報のつながりを維持したままデータ化することで生成AIが内容を理解しやすくなり、必要な情報を正確に検索・活用しやすい環境を整えるという。

 表記揺れ対策も実施。同じ設備であっても現場や人によって異なる呼称や略称が使われている場合、それらを同じ意味として認識することで、表現の違いに左右されることなく必要な情報を検索できるとのこと。

 また、マニュアルやトラブル対応履歴などに対して、「電圧」や「部品交換」といったキーワード単位のタグ付けや、「点検」「修理」などのカテゴリ分類を行って情報を見つけやすくするという。

 加えて、RAG(検索拡張生成)を活用して回答に根拠となる情報を付与。回答とあわせて参照元となるマニュアル名やページ情報も提示することで、現場の作業者が必要に応じて原文を確認できるようにしているという。

 同社は徳島大学発のAI企業。ルールベースによる日本語処理を強みとし、徳島大学研究室時代から約40年にわたって蓄積した開発・研究成果をもとに、日本語の語義や文法、表現を体系化した国内最大級の日本語データベースを構築してきたという。この言語資産を活用し、言葉の意味や文脈、表現の違いを捉える高精度な日本語処理に取り組んでいるという。

■関連サイト

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

合わせて読みたい編集者オススメ記事