九州電力が、Shizen Connectの低圧VPPサービスのトライアルを実施
株式会社Shizen Connect
~九州エリアの低圧リソースの調整力としての可能性を検証~
分散型エネルギーを統合管理するVPP(*1)プラットフォーム市場シェアNo.1の株式会社Shizen Connect(以下、Shizen Connect)は、九州電力株式会社(以下、九州電力)が、小売電気事業者の低圧VPP運用を支援する「機器制御型DR支援サービス」(以下、本サービス)のトライアルを2026年8月より実施することを発表します(以下、本トライアル)。

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、再エネ電源の導入が急速に進む中、再エネ導入拡大と電力系統の安定化の両立が喫緊の課題となっています。この解決策の一つとして、VPPに注目が集まっており、なかでも家庭用蓄電池や電気自動車(EV)、ヒートポンプ給湯器(エコキュート)といった低圧リソースを束ねて活用する低圧VPPは、その潜在的な供給力の大きさから、社会的にも大きな期待が寄せられています。
九州電力は、再エネの導入が全国に先行して進む九州エリアの事業者として、その出力変動対策、なかでも再エネ発電量の増加による昼間の電力余剰問題の解決に強い関心を持ち、以前から需要創出DR(*2)等の取り組みを推進してきました。その一環として、低圧リソースを用いたDR実証にも積極的に取り組んでおり、その可能性や実効性の把握に向けた検証を進めてきました。また、新たに立ち上げたエネルギーソリューションブランド「Enebee(エネビー)」のラインナップの一つとして家庭向けDRサービスの検討を進めております(*3)。
Shizen Connectは、本サービスの提供を2023年5月に開始し、本サービスを採用する小売電気事業者の市場シェアは合計38%に達しています(表1)。家庭用蓄電池及びエコキュートを制御対象として、経済DR、需要創出DR、需給ひっ迫DR及び容量市場・需給調整市場向けなど幅広い種類の制御を提供しています(表2)。
本トライアルでは、九州電力が参加者募集、制御許諾の取得、及び各種調整を行い、Shizen Connectが自社で開発・運用するエネルギー管理システム「Shizen Connect」(以下、「Shizen Connect」)を活用して家庭用蓄電池の遠隔制御を実施します(表3)。本実証を通じてコスト削減効果の確認や技術性評価、及び運用面の確認を行ったうえで、両社は、九州エリアにおける低圧リソースの調整力としての可能性を検証していく方針です。
Shizen Connectは引き続き、幅広いパートナーと共に、脱炭素化社会の実現に向け貢献を続けてまいります。
■参加者募集
九州電力 募集ページ
URL: https://form.kyuden.co.jp/m/202606dr_poc
1 VPP(Virtual Power Plant):仮想発電所の略称。複数の分散型電源(蓄電池、再生可能エネルギー発電設備など)をIoT技術で統合・制御し、あたかも一つの発電所のように機能させるシステム。
2 DR(デマンドレスポンス):電力の需要と供給のバランスをとる目的で、需要家側の電力使用量を制御することによって電力消費パターンを変化させること。
*3 新たなエネルギーソリューションブランド「Enebee(エネビー)」を立ち上げます(2026年5月20日付プレスリリース)
https://www.kyuden.co.jp/press/2026/h260520-1.html
表1 小売電気事業者による本サービスの採用状況(一部)(〇:商用利用、△:実証)
各社の開示許可に基づいており、採用企業でも許可がない場合には掲載しておりません。
シェア合計※10 :商用利用中:38%、商用+実証:70%
※1 東京電力エナジーパートナー株式会社「エコ・省エネチャレンジ 機器制御オプション」
https://www.tepco.co.jp/ep/private/savingenergy/lp/equipmentdr.html
※2 Shizen Connect、東京電力EPの低圧VPPプラットフォームとして東京エリアでの出力制御を抑制するDRを実施(2026年3月17日付プレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_260317_tokyodenryokuep-output-curtailment/
※3 2020年度バーチャルパワープラント構築実証事業に参加(2020年6月1日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2020/06/01/vpp-second-experiment/
※4 東北電力株式会社「機器制御型ecoチャレンジ」(蓄電池とエコキュートが対象)
https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/sl-denka/saving/dr/
※5 東京ガス株式会社「蓄電池ネットワークサービス」(旧「IGNITURE蓄電池サービス」)
https://solar-battery.tokyo-gas.co.jp/equipment/dr_battery/
※6 Shizen Connect、東京ガスの低圧VPPにおける容量市場向け制御の商用提供を開始(2026年1月21日付けプレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_260121_tokyogas-capacity-market/
※7 Shizen Connect、東京ガスと低圧リソースを用いた需給調整市場一次オフライン枠向け制御の共同技術実証を実施(2025年11月25日付プレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_251125_tokyogas_poc/
※8 北海道電力が低圧VPP運用に「Shizen Connect」を採用(2026年3月30日付けプレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_260330_hokuden/
※9 北陸電力株式会社「『Easyソーラー』創蓄プラン」https://www.h-living.co.jp/easy_solar/index.php
及び「『Easyキュート』デマンドレスポンスサービス」 https://www.rikuden.co.jp/home/easy_cute.html
※10 新電力ネット、全国の販売量(低圧・電灯)ランキング(2025年10月実績)に基づく
https://pps-net.org/ppscompany?ppskey=pps184
表2 本サービスの制御メニュー一覧

表3 本トライアルの概要

【エネルギー管理システム「Shizen Connect」について】
「Shizen Connect」は系統用・再エネ併設の蓄電池から家庭用の蓄電池・エコキュート・EVなどのエネルギー機器をIoT/AI技術で制御し、最適な電力市場取引などを行うVPP(仮想発電所)プラットフォームです。
DR・VPPプラットフォームの法人契約社数ベースの市場シェアNo.1(富士経済調べ、2023年度)及びACシステム・RAシステムの法人契約件数ベースの市場シェアNo.1(富士経済調べ、2025年度)を獲得しております。
家庭用DR領域では東京ガス、東京電力エナジーパートナー、東北電力、北陸電力、北海道電力などに採用され、系統用蓄電池領域では大阪ガス、東京ガス、JERA Cross、四国電力、北陸電力などに採用されています。
【株式会社Shizen Connect 会社概要】
会社名 :株式会社Shizen Connect
本社所在地:東京都中央区日本橋本町2丁目4番7号
設立 :2023年10月2日
筆頭株主 :自然電力(株)
資本業務提携パートナー:大阪ガス(株)、九州電力(株)、(株)JERA、四国電力(株)、新日本空調(株)、(株)ソラコム、ダイキン工業(株)、東急不動産(株)、東京ガス(株)、東邦ガス(株)、西日本鉄道(株)、パナソニック エレクトリックワークス(株)、BIPROGY(株)、北陸電力(株)、北海道電力(株)ほか
代表者 :代表取締役CEO 松村宗和
事業内容 :VPPプラットフォーム事業、IoT機器販売事業など
URL :https://se-digital.net
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