核融合による次世代クリーンエネルギー実現を目指すHelical Fusion、フュージョンエネルギー産業創出へ「ヘリックス計画パートナリングイベント in 東京」を開催
株式会社Helical Fusion
最終実証装置の建設本格化とともに、日本全国・分野横断でのパートナー拡大に向け、各地での開催を予定
2030年代のフュージョンエネルギー実用化に向けた「ヘリックス計画」のもと、フュージョンエネルギー産業創出を目指す株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表:田口昂哉、以下、「Helical Fusion」)は、2026年4月28日、「ヘリックス計画 パートナリングイベント in 東京」を東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催しました。

イベント登壇者と参加者の集合写真。フュージョンエネルギー産業実現に向けた一体感が生まれた。
本イベントは、「ヘリックス計画」のもと、ものづくりからエネルギー活用まで、日本全国であらゆる分野での連携を進めることで、世界に誇れるフュージョンエネルギー産業を日本から構築することを目的としています。
2025年7月に愛知で初開催し、福岡(2025年11月)、愛知(2025年12月・第2弾)、沖縄(2025年12月)、静岡(2026年1月)に続き、今回が6回目です。関東では初開催で、当日はヘリックス計画に関心を持つビジネスパーソンを中心に、約100名が参加しました。
イベントは、同日に発足を発表した「ヘリックス計画 公式パートナー」制度の紹介と、第一弾参画企業から、ニチアス株式会社様、長谷虎紡績株式会社様を紹介した動画でスタート。続いてHelial Fusion 代表取締役CEOの田口から、フュージョンエネルギーの概要と産業創出の意義や、Helical Fusionの開発・建設計画とのその進捗を紹介しました。
「ヘリックス計画 公式パートナー」コンセプト動画
その後は、ヘリックス計画 公式パートナーセッションとして、ニチアス株式会社 平塚雅章 執行役員 工業製品事業本部 副本部長、長谷虎紡績株式会社 長谷享治 代表取締役社長を迎えてのディスカッションへ。公式パートナーの立場から、フュージョンエネルギーやHelical Fusionに関心を持ったきっかけ、フュージョンエネルギーの可能性やヘリックス計画への期待などが共有されました。
会場からはフュージョンエネルギー産業への参入検討に際しての事業領域の考え方や、社内での意思決定のプロセスなど、具体的な質問が次々に寄せられ、登壇者3名が自身の経験も交えながら情報を共有しました。

株式会社Helical Fusion 田口昂哉 代表取締役CEO

ニチアス株式会社 平塚雅章 執行役員 工業製品事業本部 副本部長

長谷虎紡績株式会社 長谷享治 代表取締役社長
後半は、同会場でネットワーキングを開催。
Helical Fusionが2030年代の運転開始を計画する発電初号機「Helix KANATA」の模型や、公式パートナー各社のブース展示などを囲み、ディスカッションや個別の情報交換が活発に行われました。

Helical Fusionと参加者による情報交換

Helical Fusion田口のユニフォームには、公式パートナーのワッペン(胸にニチアス様、左腕に瀬野汽船様、右腕には長谷虎紡績様)

建設中の最終実証装置「Helix KANATA」を、CTO、副CTOが紹介する動画も放映。
Helical Fusionからは、事業開発を統括するCOOの久保洋介をはじめ、まさに今、岐阜県で建設中の最終実証装置「Helix HARUKA」のプロジェクトに関わる社員も参加し、会場には議論の輪ができるなど、大いに盛り上がりました。公式パートナーのニチアス様、長谷虎紡績様による、それぞれの事業や強みを紹介する展示も行われました。

Helical FusionCOO久保がヘリカル型核融合炉について説明

Helical Fusionの発電初号機「Helix KANATA」の核融合炉の1/90スケール模型

建屋を含めた「Helix KANATA」のイメージ
「ヘリックス計画パートナリングイベント in 東京」イベントハイライト
ヘリックス計画を最速で確実に進め、日本からフュージョンエネルギー産業を立ち上げていくためには、更にパートナーの輪を広げることが鍵となります。Helical Fusionは、日本の産業の力を結集したチームで“実用発電”を達成すべく、 今後も全国で「ヘリックス計画パートナリングイベント」を開催してまいります。

今後のヘリックス計画パートナリングプロジェクトイベント開催予定
■ヘリックス計画について
ヘリカル型核融合炉は、これまでの国立大学や国立研究機関における70年にわたる研究開発の結果、商用発電所に適した特性が評価されている方式*1です。
Helical Fusionは、その知見を活用してフュージョンエネルギーの実用化を行う数少ない民間企業の一社として、ヘリカル型核融合炉による実用発電を達成する「ヘリックス計画(Helix Program)」を進めています。2023年5月には、発電初号機の設計についてまとめた査読付き論文を発表しています。
ヘリックス計画では、2020年代中をめどに二大開発要素「高温超伝導マグネット」「ブランケット兼ダイバータ」の個別実証を完了し、2030年代中には、最終実証装置「Helix HARUKA」による統合実証、および発電初号機「Helix KANATA」による世界初の実用発電を達成する計画です。
現在、大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所(岐阜県土岐市)の敷地内にあるHelical Fusion専用スペースにて、最終実証装置「Helix HARUKA」による高温超伝導マグネット実証に向けた製造・建設が進んでいます。核融合装置開発を進める各社のなかでも、詳細設計をもとにした具体的な建設に至っていることは先駆的な事例といえます。Helix HARUKA向けの重要なコンポーネントの開発は、国内の各事業連携先各社の協力を得て、着実に進んでいます。
*1 1.定常運転(24時間365日運転可能な安定性)、2.正味発電(プラントの外に電力を供給できる)、3.保守性(メンテナンスが可能)という「商用核融合炉の三要件」を、全て満たせる見通しを有することから。
ヘリックス計画( https://www.helicalfusion.com/helixprogram )

建設中のHelix HARUKAの様子(作業用の足場に囲まれた中心部が本体)
■公式パートナー制度とは
フュージョンエネルギーによる実用発電を達成する「ヘリックス計画」を、Helical Fusionとともに主体的に推進する提携企業を「公式パートナー」と定める制度です。
公式パートナーは、技術・事業上の業務提携、および一定額以上の資本提携を伴い、フュージョンエネルギー産業の実現へ、創造性と粘り強さをもって挑戦する覚悟をともにします。
具体的には、今後進める最終実証装置Helix HARUKA、発電初号機Helix KANATAの製造・建設や、それに関わる取り組みをともに進めます。
第一弾参画企業:ニチアス株式会社、長谷虎紡績株式会社、瀬野汽船株式会社
ヘリックス計画公式パートナー インタビュー
■『ヘリックス計画』パートナリングプロジェクト
Helical Fusionは、年間百兆円規模のポテンシャルを持つ「フュージョンエネルギー産業」を日本から創造することを目指しています。その実現のため、ものづくりから小売業まで、エネルギーを支え・つくり・使う、全ての営みに関わる産業パートナーの力をあわせ、日本発でフュージョンエネルギー産業を築き上げていきます。
そのために、Helical Fusionの計画に賛同してくださる日本全国・全分野のパートナーとの連携を拡大し、一刻も早い実現を目指すのが「ヘリックス計画」パートナリングプロジェクトです。

ヘリックス計画パートナリングプロジェクトのイメージ
■(ご参考)「ヘリックス計画」パートナリングプロジェクトイベント 開催レポート
Helical Fusionは、フュージョンエネルギー産業をともに実現するパートナリングを呼びかけるイベントを、2025年7月より定期的に開催しています。
- フュージョンエネルギー産業を全日本・全分野横断チームで実現する「『Helix Program』パートナリングプロジェクト」を始動しました
- Helix Program パートナリングプロジェクトイベント in 九州「核融合が開く新産業の未来」を開催しました
- Helix Program パートナリングイベント in 愛知第2弾を開催しました
- Helix Programパートナリングイベントin沖縄「チャンプルー!そしてフュージョンへ ーフュージョンスタートアップをテーマに考える、挑戦を共にする産業創生の形ー」を開催しました
背景
■フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測 *2 され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったCO2排出がなく効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で数百兆円規模にまで成長するとの試算*2もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。
日本においては、2025年10月に高市早苗総理大臣が率いる新政権が発足し、「危機管理投資」や「経済安全保障」を成長戦略の核心と位置づけ、所信表明演説では “次世代革新炉や核融合エネルギーの早期社会実装” が明記されました。同年6月には 内閣府による「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」の改定により、2030年代の発電実証を目指すロードマップが提示されています。加えて、新政権が掲げる「重点投資対象17分野」にフュージョンエネルギー(核融合)が挙げられ、11月には政府として1,000億円超の予算計上、経済産業省に「フュージョンエネルギー室」が設置されるなど、政府としての支援が具体化しています。学術研究の段階から、官民をあげた産業化への動きが加速しています。
■Helical Fusionについて
Helical Fusionは、フュージョンエネルギーの実用化を目指す企業です。2021年に、大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所(NIFS)*3 における研究成果を活用するかたちでスピンアウトし、創業しました。
世界に先駆けたフュージョンエネルギーの実用化に向けた「ヘリックス計画(Helix Program)」を進めています。
*2 国際エネルギー機関(IEA)年次報告書 「2023年版世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2023)
*3 NIFSは、世界有数の大型プラズマ実験装置「大型ヘリカル装置(LHD)」において、3,268秒間(約54分間)にわたるプラズマの維持や、1億度を超えるプラズマ温度の達成、そうした運転に不可欠なプラズマの安定制御にかかわる知見などを蓄積してきた、ヘリカル型(ステラレータ)核融合研究を牽引する公的研究機関です。
【会社概要】
会社名:株式会社Helical Fusion
所在地:東京都中央区
代表者:代表取締役CEO 田口昂哉
事業内容:ヘリカル型核融合炉の設計および技術開発
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Helical Fusion コミュニケーションデザイン室
E-mail:contact@helicalfusion.com
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