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ViennaUP 2026、欧州で注目を集めるオーストリア・ウィーンを舞台にした都市分散型スタートアップフェス

 オーストリアの首都ウィーンにて、年々注目が高まっているスタートアップフェスティバル「ViennaUP 2026」が開幕する。2026年5月15日から17日は「WarmUP Weekend」としてハッカソンなどの開催で熱気を高め、翌5月18日から22日までの本イベントとしてビジネスサイドで本格的なプログラムが展開される。昨年の2025年度は35以上のプログラムが開催され、世界95ヵ国から、1万5000人が集まった。

 ViennaUPは、単一の巨大な会場に集まる従来型のカンファレンスとは違い、「都市全体・分散型」のスタートアップフェスティバルだ。ウィーン市内の伝統的なカフェや美術館、大学、コワーキングスペースなど、街中の至る所で各種プログラムが分散して開催される。スタートアップをテーマにしたオールジャンルの総花的な巨大展示会に比べて、自分の関心や専門分野に特化したプログラムをピンポイントで選んで参加できるため、属性の近い人材が集まりやすく、結果として極めて密度の高い交流が可能となっている。より良い偶然の出会い(セレンディピティ)も生まれやすく、より濃密なビジネスの成果や質の高いネットワークを獲得できる点が、このイベント最大の魅力となっている。

 第6回となる2026年の全体テーマは「スタートアップの成長とスケーリング(規模拡大)」である。単なる「つながり」の構築から一歩踏み込み、より実践的でビジネスの成果に直結するプログラムへとシフトしている。特に注目すべき今年の3大テーマは「AI主権と欧州型イノベーション」、「ヘルステック・ライフサイエンス」、「CEE(中東欧)スケーリング」だ。

 数あるプログラムの中でも、参加者にとって最大の目玉となるのが5月19日(火)に開催される「Connect Day 26」である。これはAustria Wirtschaftsserviceが主催する、ViennaUP最大のマッチメイキングイベントだ。スタートアップ、投資家、大企業が一堂に会し、具体的な協業や出資に結びつく「1on1ミーティング」が集中的に行なわれる。次世代の革新的なアイデアとグローバルな資金が直接結びつく、もっとも重要な1日と言われる。そのほか、AI、製造業、ヘルステックなどあらゆる産業界に特化したプログラムが連日各所で実施される。

 またViennaUPは、日本を含むアジアのエコシステムとも深い関わりを持つ。最終日の5月22日(金)には、オーストリアとアジアの連携を10年間にわたって促進してきたネットワーキングパーティー「GIN & Friends」が10周年記念として開催される。日本からの参加者にとって、現地の投資家や欧州市場との直接的な接点を構築できる絶好の機会となる。

 ASCII STARTUPでは、今回初めて、ViennaUPに現地参加する。まだ日本では広く知られてはいないが、欧州でますます注目を集める、ウィーンの分散型スタートアップイベントをリアルに体験し、レポートを現地からお届けする。

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