万人向けじゃなくていい、俺には神なんだ! 「私的My推しガジェット」2026 第8回
FLYDIGI/SCYTHE「VADER5 PRO」
【これはガチ】完全競技仕様コントローラーをカスタムしてみた
2026年04月09日 18時00分更新
機能ゴリゴリでも一般人にも飼い慣らせるモンスター
【推しポイント1】
これはカスタムというよりチューニング
"気になるところだけ直す"で全部解決
手にしてまずいじりたいのは、やっぱりボタン類のカスタマイズでしょうか。前面はABXYの4つに加え、CZボタンも搭載の6ボタン。ABXYボタンはメカニカルスイッチでクリック感があって最高です。さらに、背面部にM1~M4の4つのボタンを搭載。背面パッドやトリガーボタンなども含めカスタムできるボタンの数多し。
これら多数のボタンのキー割当をはじめ、様々なカスタマイズを可能にしてくれるのが専用アプリ「FLYDIGI PC SPACE 4.0」。バイブレーションの強度、スティック感度、ジャイロ、トリガーのストロークの調整など、これでもかというほど設定項目が多い。
すべてを列挙するとキリがないので一部のこだわりポイントだけ挙げると、左右のスティックの設定では、デッドゾーン(入力の遊び部分)の範囲設定から、感度曲線を変更することでスティックを倒した距離によってセンサー感度を強くしたりゆるめたりすることができます。スティックをちょっとだけ倒すと繊細な方向転換が、思いっきり倒すとぐるんと振り向いたりできるような設定も可能です。
あまりにも設定項目が多いので、最初はどこをどう調整したらいいか迷うと思いますが、まずはデフォルト設定で自分の得意なゲームを遊んでみてください。そのうえで、なんか気になるな、もっとこうだったらいいのに、と、ちょっとでも思えるところがあれば、その反応を調整する設定項目を探してみてください。ほぼ間違いなく、要求に応えられる設定が用意されています。ここまでいじれると、これはもうカスタムというより自分へのチューニングです。
【推しポイント2】
道具を信頼できると自分のプレイに謙虚になれる
さすがは競技仕様と感嘆するのが、スティックと十字キーの精度の高さです。ここがしっかりしているだけで、こんなにもゲーム体験が別ものに変わるとは。細かい操作が要求されるギリギリのシーンでも、思った通りにスッと入力できるのが本当にストレスフリー。特に格闘系やアクションゲームでは、この差がガッツリ効いてきます。だから勝てるとは言いませんけど。
デフォルトのままでも十分精度が高いのですが、このスティックすらも物理的にカスタムが可能。スティック周囲のダイヤルを回すことにより、スティックのテンションを調整することが可能になっています。僕はちょっと固めがお好み。
ありがちな「ちょっとズレる」「微妙に入力が甘い」といった違和感を払拭するべく、とことん調整していくことができ、プレイに没頭できる操作感を得られるのが本当にすばらしい。自分のキャラが、確かに入力した通りに反応したと確信が持てると、たとえ負けたとしても、素直に自分の腕前が相手より劣っていたんだと、謙虚に受け止めることができます。それが次への反省につながり、勝ったときには自分の判断をより肯定的にとらえることができます。
【推しポイント3】
シロートの手にも合わせられるの?という心配はご無用
一般ゲーマーにとって、ボタンが多い多機能系って、結局使わない機能が多くて煩雑なだけでは…と思ってしまう人も多いと思います。ですが、VADER5 PROはプレイスタイルに応じて必要な機能だけを付けたり外したりできるのが優秀。カスタム前提の設計でありながら、一切の押し付け感がないのが好印象。
LTRTトリガーや背面ボタンはカスタム&取り外しが可能で、自分のプレイスタイルに合わせてボタンの数を調整。不要なパーツを簡単につけ外しできるので、全部入りなのに僕のようなパンピーでも使いこなせるコントローラーに仕立てることができるんです。うっかりおかしなボタンを押してしまうという事故も減らせます。
難を言えば、この絶妙すぎるバランスのおかげで、触れば触るほどカスタマイズが面白くてたまらなくなって、結局自分に合う設定はこれ!というのにたどり着くまでに、試行錯誤を繰り返してしまう(それがまた楽しいのですが)ところでしょうか(笑)。自分の手に合わせて仕上げるという体験そのものが、このコントローラーの最大の魅力だとすら思えちゃいます。
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