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VPNからZTNA/SASEへの移行を考える 課題とサービス紹介まで 第3回

つなげばクラウド上の最新サービスを利用できる

ネットワークとセキュリティの統合に強み 通信事業者系ZTNA/SASEサービス3選

2026年05月22日 11時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 外資系サービスの多いZTNA/SASEサービスだが、日本の通信事業者から提供されているマネージドサービスも人気が高い。既存のマネージドVPNやMSS(マネージドセキュリティサービス)を拡張し、ZTNA(Zero Trust Network Access)やSASE(Secure Access Service Edge)などの製品を通信事業者側でホストすることで、ユーザー側に対してシンプルな使い勝手と課金モデルを提供している。代表的な3つのサービスを紹介する。

契約デバイス30万台の実績を誇る「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」(インターネットイニシアティブ)

 2022年1月から提供されている「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」は、ゼロトラストの考えに基づいたリモートアクセスサービス。2018年から提供されているVPNサービス「IIJフレックスモビリティサービス」を強化し、再接続可能な切れないVPN、ユーザーや端末の状態に応じて動的に認可ポリシーを決定するセキュアなアクセス制御、接続端末のトラフィックの可視化などを提供する。全世界で実績を持つ「Absolute Secure Access」をコアエンジンとして採用する。

IIJフレックスモビリティサービス/ZTNAの概要

 2024年4月30日付で、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAPの取得を発表。2025年にはWebセキュリティを強化する「SSE(Security Service Edge)アドイン」が追加。「アンチウイルススキャン(AV)」「ブラウザ分離(RBI)」「ファイル無害化(CDR)」「データ漏洩防止(DLP)」の4つの保護機能を利用できるようになり、より安全なインターネット利用を可能になった。2026年2月の時点で、契約デバイス数が30万台を突破したことも発表されている。

強固なセキュリティを実現するモデルも選べる「VxGPlatform」(NTTドコモビジネス)

 2022年から提供されている「VxGPlatform」はゼロトラスト型のネットワーク&セキュリティ基盤で、「シングルベンダーSASEサービス」を謳う。標準モデルでは、インターネット接続、セキュリティ(SWG:Secure Web Gateway)、認証、端末管理、可視化ポータル、ADC(Application Delivery Controller)/プロキシ、リモートアクセス、保守・運用などを備える。リモートアクセスは、二要素認証のほか、ZTNAタグやポスチャチェックを用いた二次検査を実施する。

NTTドコモビジネスの「VxGPlatform」

 より強固なセキュリティを実現する「BDAPモデル」も用意されている。NTT独自セキュリティデータベースを活用した自動遮断システム(Blocklist Distribution and Automatic Protection)により、未知のセキュリティ脅威に対しても自動遮断を実行。サイバーリスク保険も付帯する。その他、インターネット接続や閉域網接続、リモートアクセス、運用、SDx、EDR、導入支援、各種工事、セキュリティなどの多彩なオプションを組み合わせることで、ユーザー企業に最適な構成を選択できる。

リモートアクセスのセキュリティも充実したNaaS「VANILA」(アルテリア・ネットワークス)

 NFV(Network Functions Virtualization)技術を用いたクラウド型のNaaS(Network as a Service)。ユーザー拠点からVPN接続するだけで、SD-WANやZTNAなどの最新サービスが利用し、サイジング、マネジメント、カスタマイズなどの課題を解消できるという。

アルテリア・ネットワークスの「VANILA」

 サービスはセンタールーターの「vCebterRouter」、ファイアウォールの「vFirewall」が提供されており、標準的機能を提供する「Shared」とカスタマイズ性を重視した「Dedicated」が選択できる。リモートアクセスサービスに関しては、標準機能を備えた「vRemoteAccess」に加え、専用SIMを挿すだけで、完全閉域で社内ネットワークにログインできる「セキュアモバイルアクセス」も利用可能。2024年にゼロトラスト環境で通信制御が可能な「vSecureAccess Dedicated」、セキュアなクラウド接続を実現する「PrivateRoute CloudConnect」などを追加しており、さまざまなネットワークとセキュリティの課題に対応する。

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