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final「VR3000 Wireless for Gaming+」

ゲームユーザーなら絶対欲しいイヤホン!15万台売れたあのヒット商品がケーブルレスでさらに快適に

2026年01月10日 17時00分更新

文● イチ/ヤマ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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1万円台半ばと手の届きやすい価格設定


 VR3000 Wireless for Gaming+は、日本のオーディオブランドfinalが2025年11月28日に発売した、完全ワイヤレス型のゲーミングイヤホンです。本作は、累計15万台以上の出荷を記録した有線モデル「VR3000 for Gaming」の音響設計を継承しつつ、接続の安定性と利便性を高めたアップデートモデルと位置づけられています。

 特徴としては、付属の専用USBトランシーバー(2.4GHz帯)を使用することで、ワイヤレス接続ながら20ms以下の極めて低い遅延であることです。FPSやリズムゲームなど、高いリアルタイム性が要求されるジャンルにおいても、有線接続に遜色ない応答性能を提供します。

 自社開発ドライバーであり、空間音響の再現性に特化した10mmダイナミックドライバー「f-Core VR」を搭載。音の方向や距離感を正確に描写する定位感に優れ、ゲーム内での索敵や環境把握をサポートします。また、ハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)は圧迫感を抑え、長時間のプレイでも疲れにくい設計です。

 PC接続時にはゲーム音とボイスチャット音を個別に調整できる「オーディオミキサー機能」に対応。PlayStation 5接続時には「ゲイン調整機能」を利用でき、デバイスに応じた詳細なカスタマイズが可能です。

 finalらしい高音質はそのままに、1万円台半ばという手が届きやすいラインをキープしてくれているのも魅力と言えます。もともと有線モデルのVR3000はコスパの良さで人気に火がついた面もあったので、その特徴を活かしつつワイヤレス化したというのはポイントが高いと思います。

VR3000 Wireless for Gaming+を購入する3つのメリット

ポイント(1)定番有線モデルの血統を受け継ぐワイヤレス化

 ゲーム向けイヤホンとして多くのユーザーから支持されてきた定番モデルのワイヤレス化です。累計出荷15万台超という実績は、オーディオファンだけでなく、ゲーマーの耳も捉えて離さない音響性能と定位感の良さが評価されてきた証と言えるのではないでしょうか?

 ゲームで重要な音場の立体感や方向感の再現性がワイヤレス化によって損なわれることもなく、むしろケールブルから解放されることで、自由なプレイスタイルで利用しやすくなっています。

 final独自の音響設計が、FPSやアクションゲームなどの三次元的な音場表現を支え、敵の位置や環境音の微妙な違いさえも掴みやすくしてくれる点はマニアや競技志向のユーザーにも評価できるポイントです。

 また、イヤホン本体だけでなく専用アプリ「final CONNECT」対応で、自分好みの音質調整やノイズキャンセルの切り替えが可能。ケーブルレスでも単なる利便性だけに留まらない、音質チューンの奥深さを感じさせてくれます。総じて、「有線モデルを持っていたからもうひと押し欲しかった」というユーザーにも、しっかりと満足感を提供する進化を遂げています。

専用アプリ「final CONNECT」対応で、自分好みの音質調整やノイズキャンセルの切り替えが可能

YouTubeでfinal「VR3000 Wireless for Gaming+」のレビュー動画を見る

ポイント(2)独自無線で実現した低遅延と安定性

 有線イヤホンに匹敵するレスポンスの良さ。それをワイヤレスでも実現したのが本機最大の魅力のひとつです。付属の超低遅延USBトランシーバーによって、20ms以下(0.02秒)の低遅延通信を実現。

 一般的なワイヤレスイヤホンのBluetooth接続とは比較にならないレベルのレスポンスで、音とアクションのズレによる違和感を最小限に抑えています。

 付属のUSBドングルはPCだけでなく、PlayStation 5やNintendo Switchなど幅広いプラットフォームに対応しています。対戦ゲームやリズムゲームなど、正確なタイミングが重要なジャンルでは、このレスポンスの良さがプレイ体験を大きく向上させてくれるはずです。

 なお、Bluetoothでも接続できるので、スマホなどで音楽や映画を楽しみたい場合にも便利です。とはいえ、USBトランシーバー使用時の遅延の小ささは別格で、ワイヤレスの快適さと有線に近い反応速度を両立している点が高く評価できます。

超低遅延USBトランシーバーが付属します

ポイント(3)ゲーム用途に過不足ない機能と快適性

 本機はゲーム用途を主眼に置いた機能が豊富に備わっています。ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)により、外部ノイズを軽減しつつ音量を抑えてもゲーム内の微細音を聴き取りやすくしてくれる点は、没入感を高める上で大きな役割を果たします。

 バッテリー性能も優秀で、ANC オン時でもイヤホン単体で約8時間、ケース込みで最大38時間の再生が可能。長時間プレイや複数セッションでも安心して使えるスタミナを備えています。

 5サイズのイヤーピースが付属し、自分の耳に最適なフィット感を選べるため、長時間装着しても疲れにくい設計です。防水性能(IPX5)も備えており、汗や湿気に強い点もゲームプレイ時の安心感につながっています。

購入時に注意するべき側面

マイク性能は音寄り、ゲーム指向である点

 本機はゲーム用イヤホンとして音響再現や低遅延を重視した設計になっていますが、ゲームではマイク性能も重要です。ボイスチャットなどには使えますが、完全ワイヤレス型特有の限界があるとも感じました。

 プレイ動画のストリーミングなど、より高音質な音が欲しいという人は、別途マイクやヘッドセットを検討した方が満足度が高いでしょう。声を入れたコンテンツの制作などプロ仕様を求める用途にはやや力不足な面もある点は覚えておきたいところです。

長時間の耐久性とプロファイル設定

 VR3000 Wireless for Gaming+ は、専用アプリでイコライザー調整ができるなど、音にこだわれる余地がしっかり用意されています。ただ、その一方で「設定の保存まわり」は、もう一歩進化してほしいと感じました。現状では、調整した音質を複数パターン保存して、ワンタップで切り替える……といった使い方ができません。

 ゲームをよく遊ぶ人ほど、「FPS用」「アクション用」「RPG用」など、ジャンルごとに音の好みが変わるはず。足音を強調したいゲームもあれば、BGMや空間表現を楽しみたいタイトルもある。そうしたプレーするゲーム別にプロファイルを作れて、すぐ切り替えられるようになれば、VR3000 Wireless for Gaming+ のポテンシャルはさらに引き出せると思います。

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