auが最速! SUPER GT 2025で前人未踏の「三連覇」を狙うau TOM’S密着レポート第3回

重りも吸気制限もau号を止められない! SUPER GT セパン戦で序盤の不運を乗り越え7位入賞

文●吉田知弘 写真●遠藤樹弥 編集●ASCII

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12年ぶりに復活したSUPER GTのセパン
走ったことがないドライバーも

 2025年のSUPER GTは、12年ぶりにセパン(マレーシア)が復活し、6月27~28日にセパン・インターナショナル・サーキットでシリーズ第3戦が開催された。

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 ASCII.jpが応援する1号車「au TOM’S GR Supra」は、70kgという重いサクセスウェイト(ハンデ)を背負いながらも、予選Q2に進出する活躍を見せたが、スタート直後に発生した他車とのアクシデント(接触)が響き、最下位まで順位を落としながらも、最終的に7位まで戻してポイントを着実にゲットした。

 以前はSUPER GTシリーズの風物詩のひとつともなっていたセパン大会。2013年の開催を最後にSUPER GTのカレンダーから名前が消えていた(セパンに変わって組み込まれたのがタイのブリーラム)。それでも復活の話は水面下で進んでおり、2020年にナイトレースとして復活する予定だった。

 しかし、コロナ禍が始まったことで海外開催はしばらく見送られ、ようやく2025年の第3戦として開催にこぎつけたカタチだ。

 いずれにしても、前回のセパン大会から長時間経っていることもあり、現在SUPER GTに参戦するドライバーの大半は、同地でのレースが初めて。なかにはセパンのコースを走ること自体初めてというドライバーも少なくなかった。そこで今回は、予選日前日となる木曜日に走行セッションが1つ追加されることになった。

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ウェイト以外に吸気制限も課せられたau号
しかし、予選では8番手を獲得して流れに乗る

 開幕戦で優勝を飾り、第2戦でも2位に入った1号車はサクセスウェイトが70kgにまで増えた中での参戦となった。GT500クラスでは51kgから、燃料リストリクターを制限することで重りの一部に置き換える措置が取られるルール。これにより直線でのパワーが制限されるため、今回は我慢の1戦になるかと思われた。

 それでもなんとか結果を出してくるのが、ここ数年の1号車。木曜日の公式練習から手応えを掴んでおり、予選Q1では僅差の戦いの中で10番手に食い込んでQ2に進出。最終的に8番グリッドを手にする活躍をみせた。

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 これにはチームも上出来という感じで、決勝に向けても弾みがついたが、その決勝で想定外の事態が起きた。

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決勝ではスタート直後に追突され最後尾に!
ピットインを送らせる作戦が功を奏する

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 坪井 翔選手が乗り込んでスタートを切ったが、直後に現れる連続ヘアピン上の混戦で、うしろからほかの車両に追突されてスピン。一気に最後尾まで落ちてしまった。

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 ここから立て直して、ライバルの背後に近づくも、燃料リストリクター制限の影響でライバルよりスピードが出にくいため、バトルに持ち込めない。坪井もフラストレーションが溜まる中で黙々と周回を重ねていった。

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 チームはピットストップのタイミングを遅らせる作戦で順位アップを図り、31周目にピットインでドライバーは山下健太選手に。この時点で8番手まで浮上し、さらに前を狙っていった。ただ、バトルになると劣勢であることに変わりなく、なかなか順位を上げられない状況が続いたが、山下は諦めずにプッシュしていき、約10周以上にわたって争っていたライバルを、残り3周のところで攻略。7位でチェッカーを受けた。

 サクセスウェイトを考えれば、決して悪くない結果ではあるが、ドライバーの2人は満足した表情を一切見せず。坪井は「スタート直後の接触がすべてだったと思います。正直ストレスが溜まるレースでした。何事もなく走れていれば表彰台に乗れたレースだったので悔しいです」と語る。

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 山下も「とにかく追い上げるしかない状況でしたし、そのために坪井選手が前半スティントを引っ張ってくれたので、タイヤ交換のタイミングが遅かった分、タイヤの状態は周りのクルマより良く、コーナーでは速さがありましたが、ストレートでは燃料リストリクター制限の影響で追い抜けない状況が続きました。最後に何とか1台を抜いて、さらにもう1台に迫っていきましたが、少し足りませんでした」と、こちらも笑顔はなかった。

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 いずれにしても、ランキングトップは死守している状況。次の第4戦富士ではSUPER GTの公式戦としては初となるスプリントレース(短距離)のフォーマットが採用される。果たして、どんなレース展開になるのか。こちらも目が離せない。

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