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ソニー「WH-1000XM6」

待っていた人に朗報!WH-1000XM5から3年、さらに進化したヘッドホンがついに登場

2025年07月08日 18時00分更新

文● 松永/三宅/ASCII 編集● ASCII

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WH-1000XM6を使う3つのメリット

ポイント(1)ノイズキャンセリングも音も妥協なし

 XM6はソニーが長年培ってきた高音質技術を惜しみなく投入し、マイクの数がXM5の8から12に増え、ノイズキャンセリング性能を高めるチップも2世代進化。それでいて、音質が犠牲になっていないのが特徴です。専用の30ミリドライバーは、低音から高音までのバランスがよく、ジャンルを問わず深みのあるサウンドが楽しめます。

 ノイズに包まれたカフェや通勤電車の中でも、自分だけの音楽空間をしっかりとキープ。特に環境音のカットに強くなり、静寂のなかで、よりクリアに音のディテールを感じられるのは、まさにXM6ならではの魅力です。

WH-1000XM6

ポイント(2)柔らかくフィットする快適な装着感

 見た目は従来モデルと大きな違いがないように見えますが、装着感は大きく進化しています。4グラムとわずかながら重量は増えていますが、ヘッドレストの形状や柔らかくフィットするイヤーパッドが改良されたおかげで、長時間装着していても耳が痛くなりにくいのがポイントです。

 在宅勤務や移動中など長時間使う人にとって、この装着感の良さは地味に効いてくるはず。ふと気づけば、長時間も着けっぱなしでも疲れにくい。そんな“空気のような存在感”が、XM6の真価かもしれません。

WH-1000XM6

ポイント(3)コンパクトに折りたためる

 XM4までは搭載されていた“折りたたみ構造”が、XM5では非採用に。しかしXM6では、この機構がついに復活しました。バッグに入れて持ち運ぶ際の収納性が格段にアップしており、外出先での使い勝手が向上しています。

 同時に、付属のキャリングケースも従来より小型化されていて、持ち運びの負担も軽減。外で使うことの多い人には、非常にありがたい進化ポイントです。

WH-1000XM6

購入時に注意したい側面

ポイント(1)日本でのカラバリは2色のみ

 XM6は、グローバル展開だとブラック、プラチナシルバー、ミッドナイトブルーの3カラーがラインアップされているものの、日本国内ではブラックとプラチナシルバーの2色展開のみ。海外で展開される別カラーが気になる人にとっては、やや残念です。

 本体デザインが洗練されているだけに、もう少し遊びのあるカラーを選びたいという声も出てきそうです。限定カラーの発売に今後の期待がかかります。

WH-1000XM6

ポイント(2)USB DAC機能は非搭載

 ハイエンドモデルとして期待が高まる中、USB DAC機能が非搭載なのは惜しいポイント。音楽再生機器とUSB接続して、より高音質で楽しみたいユーザーにとっては、選択肢に迷う部分となるかもしれません。

 とはいえ、LDACやDSEE Extremeなどの高音質化技術を搭載しているため、Bluetooth接続でも十分に満足できるクオリティ。ライトユーザーであれば、さほど気にしなくてもよい部分です。

 新たなコーデックとしてLC3に対応したことにより、音声のやりとりは低遅延で消費電力も改善され、利用シーンは広がっています。

WH-1000XM6

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