技術は波紋のように広がっていく
FramePackが登場して2ヵ月が経過しますが、コミュニティを通じて現在も追加開発が続いている状況です。日本語主体で開発されているため、全世界に広がる勢いになってはいないものの、熱心なユーザーに支えられています。
これらのFramePackの拡張機能の応用範囲はかなり広いと考えられます。一貫性を維持したうえでキャラクターの別角度の画像が求められる漫画や、任意のポーズを複数枚作成することで始点と終点を指定できるため、滑らかな動画生成につなげることも可能です。
一方で、技術を導入する最初のハードルはだんだんと上がってきています。FramePackはコミュニティによって様々なバージョンが開発されたこともあり、どのバージョンで何ができるのかは初心者にとってわかりにくい状態にあります。とりにくさんがパッケージ化したアプリがあるものの、要求スペックが高いこともあり、試している人は限られている印象です。多量のVRAMを必要とするため、LoRAを開発する環境のハードルも高く、クラウドでサーバーを借りることが想定されています。この点も多くの人が、学習まで手を出しにくい理由になっています。
また、精度の甘さはあるものの、ChatGPTやGrokの画像生成でも類似のことが手軽にできてしまうため、多くのユーザーはそれで十分と考えるところがあるかもしれません。
それでも、ローカルPCで動作することを前提としたFramePackに関連するSNS上の草の根の技術革新が、画像生成AIの最前線の一つを引っ張っていることは間違いありません。
実際に、FramePackの1フレーム推論は一貫性を保ったままキャラクターのバリエーションを作成しやすいため、画像や動画を生成してプロダクトに組み込むケースも見られるようになってきました。登場した技術は、小さな波紋のように着実に広がっているのです。
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