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石川温のPCスマホニュース解説 第237回

グーグルのAIは、ウェブサイトの劣化を“浄化”してほしい

2025年05月23日 17時00分更新

文● 石川温

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サイトの劣化をAIが“浄化”してくれたら

 ここ最近、見出しに惹かれてクリックしたものの、どこに読みたい記事があるのか、「続き」を押したら変な広告に飛ばされたり、広告を消したくてバツマークを押したら、また別の広告が表示されるなど、ウェブサイトの質が本当に落ちたような気がしている。

 こうしたウェブサイトの劣化をグーグルのAIによって浄化してくれるのであれば、AI OverviewやAI Modeは歓迎すべきものになりそうだ。

 現在、検索からウェブサイトへの流入が落ちており、ニュースサイトなどは安泰とは言えなくなっている。グーグルにはAIによってサイトのアドセンス収入が増えるような施策を期待したい。

 ウェブサイトで原稿を書いている身としては、良質なウェブサイトには繁栄し続けてもらいたいし、AI Modeに選ばれるサイトに向けて、今後もAIが「ぜひ読ませたい」と思える原稿を書いていくしかないのかもしれない。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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