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【新機能:Googleマップ・検索】飲食店の「決済方法の表示」に対応! AIメニュー作成やクーポンも

2025年05月28日 18時55分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 グーグルは5月28日、飲食店オーナーがGoogle検索やGoogleマップ上で店舗情報をより簡単に更新し、集客力を高めるための「Google ビジネス プロフィール」に関する新機能を公表した。

Googleビジネスプロフィール、飲食店向け新機能で集客力アップへ

 グーグルは検索結果から直接、連絡先や営業時間といった店舗詳細を追加したり、特別オファーや新サービスなどの最新情報を共有できる「投稿」機能を提供したりするなど、ビジネスオーナーが手軽に情報発信できるツールの開発に注力してきた。今回発表されたのは、特に日本の飲食店が活用しやすい3つの便利な新機能だ。

 まず、「お得なクーポン情報の表示」が新機能として追加された。スマートフォンで飲食店をGoogle検索すると、検索結果に表示されるビジネスプロフィール上に、店舗の基本情報と合わせて利用可能なクーポン情報が表示されるようになった。これにより、ユーザーは店舗が提供するお得なコースや期間限定の割引などを一目で把握でき、行きたい店をより簡単に見つけられるようになる。この機能は、飲食店のビジネスオーナーが、楽天ぐるなび、ヒトサラ、食べログの予約サイト上で、予約や会計の際に使えるクーポンを提供している場合、それらのクーポンが表示されるようになる。

 Googleビジネスプロフィールのメニューページから利用可能な「AIによるメニューデータの簡単作成」機能は、飲食店のビジネスオーナーをサポートする。来店を決める上で事前にメニューを知ることは重要な要素だが、種類が豊富で季節ごとに変わるメニューを常に最新の状態に保つのは、オーナーにとって大きな手間となっていた。この新機能では、手元にあるメニューを写真に撮り、PDFとしてアップロードするだけで、AIが画像データから自動でテキストデータに変換する。変換された文字を確認後、ワンクリックで簡単にメニューページに公開できるため、メニュー更新の手間を大幅に削減できる。

 利用者にとってもうれしい機能が「決済方法の表示」機能である。キャッシュレス化が進み、現金を持ち歩かない人が増えている現状を踏まえ、飲食店で利用可能な決済方法が一目でわかるように、電子マネーやクレジットカードなど、対応する決済サービスのロゴが表示されるようになった。ビジネスオーナーは、最新の決済情報をGoogleビジネスプロフィールから登録または変更できる。

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