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防災分野のデータ連携基盤に関する実証実験にポケットサインが参加

PR TIMES

ポケットサイン株式会社
2/16と3/2に実施、複数アプリの「ワンスオンリー」検証


(茨城県常総市の石下総合体育館で=2025年2月16日)

ポケットサイン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:梅本滉嗣、以下当社)は、2025年2月16日に茨城県常総市で、2025年3月2日に東京都江東区でそれぞれ行われた、複数の防災アプリ等に登録される利用者(被災者)のデータを相互に連携させるデジタル庁主催の実証実験に、共同で当事業を受託した株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:籔田健二、以下三菱総合研究所)とともに参加したことをお知らせします。実験では、当社が提供するスマートフォンアプリ「ポケットサイン」など5つの防災関連アプリを「防災分野のデータ連携基盤」(以下「データ連携基盤」)のプロトタイプを利用して連携させ、利用者が1つのアプリに入力したデータが他のアプリで入力不要となる「ワンスオンリー」実現の効果等を検証しました。当社は実証実験で得られた知見を活用し、アプリ間でのスムーズなデータ連携と本人確認情報の管理の実現に取り組んでまいります。
データ連携基盤の狙いとメリット
現在、防災分野では多くの民間企業や地方公共団体が様々なスマートフォン用の防災関連アプリやWebサービスを提供しています。しかし、アプリ同士で利用者(被災者)データの連携がなされていないため、利用者はアプリごとに個人情報を入力する必要があり、実際に被災した際に入力が大きな負担となるという課題があります。

そこでデジタル庁は2024年6月21日に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」に基づき、防災分野のデータ連携基盤の構築を進めています。このデータ連携基盤を活用することで、様々な防災関連アプリのうち、利用者がどれか1つのアプリにおいて入力した情報が他のアプリの利用時に入力する必要がなくなる「ワンスオンリー」が実現します(本人の同意が前提)。また、アプリ間で情報を自動連携できるようになり、自治体や住民との間や住民間でスムーズな情報共有が可能になります。

データ連携基盤は平時、切迫時、応急時、復旧・復興時という災害のフェーズごとに求められるサービスとそれに必要なデータの抽出等を行います。そして複数の防災関連アプリの間でデータの連携を図ります(下図)



※「令和6年度 防災分野のデータ連携基盤に関する実証実験について」(デジタル庁)より
避難状況や要支援者の情報を自動データ連携
当社は三菱総合研究所との共同事業として本事業を受託し、データ連携基盤プロトタイプの設計・構築を進めてきました。
その効果を検証すべく、デジタル庁は2025年2月16日に茨城県常総市の石下総合体育館において、データ連携基盤のプロトタイプを用いて初めての実証実験を実施し、続いて、2025年3月2日には東京都江東区のタイム24ビルで同様の実験を行いました。各実証には、事前に募集した地域住民等が被験者役として参加しました。

当社は両会場での実証に参加し、「ポケットサイン」を用いた公的個人認証サービス(JPKI)*による厳格な本人確認を通じて、他のアプリに統一的なIDを発行し、アプリ間でのスムーズなデータ連携と本人確認情報の管理を担いました。

*公的個人認証サービス(JPKI = Japanese Public Key Infrastructure):マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用し、オンラインで利用者本人の認証や契約書等の文書が改ざんされていないことの確認を公的に認証する仕組み。安全・確実な本人確認が可能

さらに、ポケットサインのミニアプリ「ポケットサイン防災」がデータ連携基盤を介して他の防災アプリ等と情報を連携させる動作も確認しました。

・参考:デジタル庁「令和6年度 防災分野のデータ連携基盤に関する実証実験について」

実験は大雨による水害で住民が避難所へ避難する事態を想定して行われました。具体的には以下のとおりです。
- 避難所の入り口に設置される2次元コードを利用者(被災者役)がスマホのカメラで読み込み、ポケットサイン防災によりチェックインが完了。管理者側(自治体側)は誰がいつ、どこに避難したかを一人ひとり把握することが可能になる
- 他のアプリで登録された家族情報や支援者および要支援者のひも付け情報をポケットサイン防災がデータ連携基盤から取得し、ポケットサイン防災の「大切な人」に自動登録した
- 要支援者(高齢者・障がい者等)が避難所にチェックインすると、支援者が利用する他社製の要支援者安否確認アプリへ情報が連携された
- 逆に、他社製の要支援者安否確認アプリの登録データがポケットサイン防災に連携され、支援者は自身が担当する要支援者と一緒に避難所へのチェックインが可能になった
(※実証実験において要支援者は不参加だったが、支援者の画面に要支援者情報が自動表示されることで確認を行った)
- 他社アプリに登録した家族の情報が、ポケットサイン防災に自動反映された
- ポケットサイン防災で避難所における必要物資などのアンケートを実施し、その結果をデータ連携基盤に集約した情報を用いたダッシュボードで共有した


(東京ビッグサイトでの実証実験の様子=2025年3月2日)

▼「ポケットサイン防災」についてはこちらから
https://pocketsign.co.jp/service/miniapp/dis

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