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介護や医療現場の課題に応える、耳をふさがない軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open」販売開始

 株式会社サイエンスアーツは、株式会社オーディオテクニカと共同開発した軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open(バディコムオープン)」を3月18日に販売開始した。介護・医療・小売業界向けに設計されており、耳をふさがないため、介護・医療の現場において周囲の音をしっかりと聞き取りながら、スタッフ間の連携強化を図れるとしている。

 介護・医療現場では、入居者や患者の声、ナースコールなどの緊急時の音を聞き逃さず、同時にスタッフ間の迅速な連携を可能にするインカムが求められているという。一方で、従来のインカムイヤホンは耳を塞ぐため、入居者の小さな声や異変などを聞き取りにくくなるほか、有線イヤホンでは業務中に引っかかるリスクがあり、現場での動きを妨げる要因になっていると同社は指摘する。

 こうした介護・医療現場の課題に対応すべく、「Buddycom Open」は耳をふさがない構造により、入居者の声やナースコール、緊急アナウンスを聞き逃さずに、スタッフ間のコミュニケーションをスムーズにすることを可能にするという。

「Buddycom Open」の特長の一つが、長時間の業務に耐えうるとする装着感。従来のインカムは長時間使用すると耳が痛くなることが多いというが、同製品はオーディオテクニカのデザインにより、耳への負担を最小限に抑える設計になっているとのこと。加えて、連続待機15時間、連続発話12時間という長時間のバッテリー稼働時間で、業務の効率的な実施をサポートするとしている。

「Buddycom Open」製品仕様。詳しい製品情報は製品ページを参照

 また、同製品は、サイエンスアーツが開発する「Buddycom」のシンプルなUX設計を採用。機械操作が苦手なスタッフでもボタンひとつで直感的に操作できるため、導入の際の研修コストを最小限に抑えられ、介護施設や病院でもスムーズに運用することが可能だとしている。

 同社は今後の展望として、ヘッドセットの提供にとどまらず、介護・医療業界のDXを推進し、より安全で効率的な現場をつくるためのプラットフォームを提供していくという。

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