税務領域の業務をAIを用いて改善し効率化を図る、業務支援ツール「TAKUMANE」正式リリース
株式会社タクマネは3月3日に、AIで税務を改善するサービス「TAKUMANE(タクマネ)」を正式リリースした。顧問先を含めた税務会計業務全体を可視化し、関係者全員が共同でタスク・プロジェクト管理を行える環境を実現するとしている。
「TAKUMANE」は独自AIで税務領域のタスクを効率化する業務支援ツール。事務所内のタスク管理や顧問先の情報管理、スケジュールの進捗管理をAIによって自動的に行うという。また、生成AIによる税制の調査やタスクの自動登録が可能で、毎年の税制改正への対応の負担軽減を図る。
AIツールを活用することで、教育や業務フォローに活用でき、業務の標準化や統一化によって工数を削減し、働き方改革につなげるとしている。特徴としては、クラウドベースのシステム設計で導入が容易なこと。アマゾン ウェブ サービス(AWS)上でサービスを構築することにより、業界に求められるセキュリティ・各種ガイドライン対応とサービスイノベーションのスピードの両立を実現しているという。このほかの特徴として同社では、直感的に利用できるわかりやすい画面、税務領域だけに特化した機能、導入支援と導入後のサポート体制、離職率の低下、工数の64%以上の削減、職員満足度/組織エンゲージメントスコアの向上、コミュニケーションへの集中、を挙げている。「TAKUMANE」は2024年のβ版リリース以降、正式リリース前から複数の税理士事務所が利用しており、登録企業数が1,000社を突破しているという。